ANA 「STAR WARS プロジェクト」
マイルの話題からは脱線して、ANAの遊び心について書いてみたいと思います。
ANAは、「STAR WARS プロジェクト」として、ルーカスフィルムとタイアップして、プロジェクトを展開しています。
こちらのサイトは、このプロジェクトの特設サイトになります。
実は、スターウォーズ・シリーズはちゃんと見たことがないので、ストーリーが良くわからないのですが。。。。。
いつかは見たいと思っているので、見たくなったらセットで揃えてみようかと思います。
ANAのこのプロジェクトの狙いはグローバルでの認知度向上だと思うのですが、主には北米マーケットを狙っているようですね。
北米マーケットについてのこんな記事を見つけました。
全日本航空(ANA)は、250機以上の航空機を持ち、年間5000万人を運ぶ日本を代表する航空会社だ。
また、イギリスの航空サービスリサーチ会社のスカイトラックス(Skytrax)が毎年発表している世界の航空会社ランキングで、同社は5つ星評価を獲得したわずか9つの航空会社の仲間入りを果たしており、世界で最も尊敬されている会社の1つだ。
しかし不幸なことに、アメリカでは同社の存在はあまり知られていない。
「われわれはアメリカ国内での知名度を向上させようと努力している」と、同社でアメリカ国内のコミュニケーション戦略を統括する松下正氏はBusiness Insiderに語った。 インタビューの最後に同氏は「全日空は日米間の空路として、常に選ばれる航空会社になりたい」と付け加えた。そこで同社は「Welcome to Experience Class 」と題した新しいマーケティングキャンペーンに取り組んでいる。そこでは世界的に有名なDJスティーブ・アオキ(Steve Aoki)氏とコラボしている。
「われわれは航空機における『クラス』という言葉を再定義したいのです。目的地に至るまでの移動自体も、目的地に行くのと同じくらい重要で、座席の位置に関係なくすべての方に同じ価値を体験していただきたい」と松下氏。
このキャンペーンでは、アオキ氏を主役に据えたビデオが使われ、ハイクラスなサービスや機内の設備、そしてエキゾチックな目的地の映像を見ることができる。ビデオに加え、数々の受賞歴があるアオキ氏が、音楽ストリーミングサービスのスポティファイ(Spotify)のスペシャルプレイリストを作成する。
全日空によると、アオキ氏やスポティファイとともに、ファッションやカルチャーに影響力を持つ人たちとの協力関係を強めていくため、キャンペーンは来年も行われるということだ。
このキャンペーンを通じて同社は、20歳のミレニアル世代から55歳のベビーブーマー世代まで、アメリカのコアな航空機ユーザーに訴えかけたいと松下氏は述べる。さらに言えば、文化や楽しみを求めるビジネス利用者も、刺激や冒険を求める旅行者もどちらも取り込みたいとのことだ。
北米が全日空にとって大切な理由
日米間の乗客は、同社のビジネスにおいて非常に重要だ。
正確に言うと、2015年の国際便からの収益のうち、32%が日米間のものだ。そしてこれは、全日空が今後より成長させたいと考えている領域でもある。 事実、東京を拠点とする全日空の野望は、日米間の空路だけに留まらない。多数の受賞歴を誇る全日空は、北米の顧客が東アジアや東南アジアに行く際、本拠地である東京の羽田空港や成田空港が入口になればと考えている。
しかし、昨今の航空会社間の競争は熾烈だ。
松下氏によると全日空は、同じ日本のライバル会社である日本航空(JAL)のみならず、アメリカの3大航空会社、アメリカン航空、デルタ航空、ユナイテッド航空とも、太平洋空路で闘わなければならない。同時にキャセイパシフィック航空やシンガポール航空に代表されるアジアの航空会社、エミレーツ航空、エティハド航空、カタール航空などとも競争しなければならない。「競争はどんどん厳しくなっているが、優れた機体、サービス、そして細部へのこだわりを持つわれわれのメッセージが1度伝われば、優位に立てる自信はある」と松下氏は語った。
この記事の中で紹介されていたのが、こちらの動画です。
なかなかかっこいいと思うのは私だけでしょか?
是非音声付きで見てみて下さい!
Welcome to ANA Experience Class
特別塗装機
このプロジェクトの一環として、特別塗装機が現在4機運航されています。
R2-D2 ANA JET
機材; 787-9(国際線仕様)
BB-8 ANA JET
機材;777-300ER(国際線仕様)
C-3PO ANA JET
機材;777-200(国内線仕様)
STA WARS ANA JET
機材;767-300ER(国内線仕様)
通常の機材としては、ボーイング777-300ERが好きなのですが、特別塗装機に限って言えば、787-9のR2-D2 ANA JETがANAらしい青色で好きですね。
国際線仕様の2機は、まだ見たことも乗ったこともないのですが、幸運にも国内線仕様の2機には、偶然乗ることができました。
狙ったわけではなく、本当の偶然です。
いつもと違う塗装の機体を見たときは、一瞬「アレッ?」と思ったのですが、すぐに特別塗装機だとわかりました。
STA WARS ANA JETの様子
こちらは昨年、羽田・伊丹線にて搭乗しました。
ドアのところのジャンプシートには、ヨーダ(?)が座ってお出迎えです。
機内にはスターウォーズのテーマ曲が流れています。
こちらは紙コップ
そして、こちらはヘッドレストのカバーです。
CAさんも特別なエプロンをしていましたが、さすがに撮影できませんでした。
C-3PO ANA JET
こちらは最近、同様に羽田・伊丹線にて搭乗です。
ギャレーのところには、同様にスターウォーズのマスコットがいて、手にアメを持っていました。こういったところが細かな遊び心ですね。
おそらく会社の指示ではなく、現場のCAさんがそれぞれ工夫しているんでしょうね。
混雑していたので、写真が取れなくて残念です。
こちらは紙コップ
ヘッドレストのカバーもスターウォーズ仕様です。
どの程度の確率で特別塗装機に遭遇するかはわからないのですが、数少ない搭乗(たった2往復)の中で、2回も特別塗装機に乗れるとは、もしかしたら運がいいのかも(笑)
ちなみに復路は通常塗装機でした。。。。
ANAは隠し機材
ANAの機内誌の最終ページには、ANAの使用機材が掲載されています。
よく搭乗している方はご存じだと思いますが、このページの右下にANAの秘密兵器が掲載されています。
ミレニアム・ファルコンです。
ミレニアム・ファルコンはANAの保有機材の1つだったんですね(笑)
ちゃんと他の機材と同様に、機材の大きさも表現されています。
機材のスペックは、
- 全幅: 25.61メートル
- 全長: 34.37メートル
- 最高速度: 銀河系で最速
- 標準座席数; 6
となっています。
こういったちょっとしたユーモアは面白いですね。
最近は搭乗する機会がめっきり減ってしまい、すっかり陸マイラーですが、次回搭乗した際には、他に細かな遊び心がないか、探してみたいと思います。