ベローナからベニスへフレッチャロッサで移動!
ベローナでは、賞味1日で主な観光スポットを巡りました。唯一の心残りは屋外オペラが鑑賞できなかったことです。
ベローナの後は、いよいよ旅の最終目的地であり、今回の旅行で最も楽しみにしているベネチアに向かいます。
ベローナからは昨日と同様に、フレッチャロッサに乗って、ベネチア・サンタ・ルチア駅を目指します。

電車に揺られること約1時間、両側に海が見え、ベネチアまで後少しです。

いよいよベネチア・サンタ・ルチア駅に到着です。

ベニス(ベネチア)とは?
表記の仕方が、ベニス、ヴェニス、ベネチア、ベネツィア、ヴェネツィア等、様々な書き方がありますね。こちらもWikipediaからの引用になります。
古来はラテン語でウェネティ人の土地を意味し、ウェネティ人が住んでいたアドリア海の奥に拡がる土地をウェネティア (Venetia) と呼んだことから来ている。この綴りをそのままイタリアでのラテン語の読み方に従うと、ヴェネツィア(ヴェネツャ)となる。英語でヴェニス (Venice)、フランス語でヴニーズ (Venise)、ドイツ語でヴェネーディヒ (Venedig) と呼ばれる。ヴェネツィア方言では、古語は Venexia、現代語では Venessia(まれに Venezsia)と表記され、ヴェネーシアとヴェネースィアの中間に近い音で発音される。
日本語の表記では、イタリア語から来たものでもヴェネーツィアを始めとして、ヴェネチア、ベネチア、ベネツィアなどもある。英語由来の日本語表記では、ヴェニス、ベニスなどと書かれることもある。
英語での形容詞形”Venetian”はヴィニーシャンとヴェニーシャンの中間に近い発音だが、これの日本語表記は「ヴェネチアン」または「ベネチアン」となることが多く、また、綴りは異なるがイタリア語の影響から「ヴェネツィアン」と表記されることもしばしば。
有名なサンマルコ広場やゴンドラなどが良く知られている姿かと思います。Wikipediaでは以下のような説明がされています。
都市としてのヴェネツィアは、アドリア海の最深部、ヴェネツィア湾にできた潟「ラグーナ(Laguna di Venezia または Laguna Veneta)」の上に築かれた、運河が縦横に走る水の都である。
ヴェネツィア本島は大きな魚のような形をしており、本島全体が小さな島々からできている。その真ん中を全長約3kmにおよぶ逆S字形の「カナル・グランデ(Canal Grande、大運河)」がヴェネツィアの北西から南東へ、市街を2つに分けながら湾曲して流れる。鉄道路線と土手を走る車道が島々と本土を結び、ラグーナの外側の長い砂州や海岸の防波堤がこの町を海から守っている。150をこえる運河が177の島々を分け、運河には400におよぶ橋がかかる。また市街地と南端のジュデッカ島の間には幅約400mのジュデッカ運河がある。
地上では、迷路のように狭くて曲がりくねった路地や通りに自動車は入れず、橋も歩行者専用である。何世紀もの間市内の輸送をになったのは、ゴンドラ (gondola) と呼ばれる手漕ぎボートであった。今は水上バスやフェリーが市民や貨物を運んでいるが、ゴンドラも観光に利用されている[6]。
ヴェネツィアは、6区を意味するセスティエーレ (sestiere) から成り、ドルソドゥーロ (Dorsoduro)、サンタ・クローチェ (Santa Croce)、サン・ポーロ (San Polo)、サン・マルコ (San Marco)、カンナレージョ (Cannaregio)、カステッロ (Castello) の6つの地区に分かれている。
干潟に建物を建てるため、大量の丸太の杭を打ち込みそれを建物の土台とした。そのため、”ヴェネツィアを逆さまにすると森ができる”(地中に丸太が乱立するがごとく大量に打ち込まれたため)、と言われている。
かつては海上に浮かぶ孤島であったが、オーストリア帝国治世下の1846年にイタリア本土との間に鉄道が敷かれ、後に自動車用道路の「リベルタ橋」も架けられ、イタリア本土との往来は容易である。ただし、ヴェネツィア本島内は自動車での移動は不可能であり、自転車の使用も禁止されている(乳母車、車椅子は可。また、カンポ (campo) と呼ばれる広場では子供用自転車の乗り回しは可。)ため、車はリベルタ橋を渡ってすぐの所にある「ローマ広場」の駐車場に置いて、島内を徒歩か船舶で移動することになる。
車が入れず、一方で運河が発達していることもあり、主な交通機関は必然的に船になる。水上タクシー、水上バス、渡し船などが運河を用いて頻繁に運行されている。なおゴンドラと呼ばれる手漕ぎの舟がヴェネツィアでは有名だが、現在では一部の渡し船を除き観光用途で運航されている。
交通に運河を用いた水上交通が頻繁に用いられることから、運河に面した玄関を持つ建物も多い。また警察や消防、救急輸送も車に代わり、船舶を用いてその業務を行っている。
島のあちこちに小さな運河があるという印象ですが、逆に小さな島が集まって1つの大きな島を作っているのがベニスということになります。
映画の中でも良く出てきますが、有名なところだと、後述するホテル・ダニエリを舞台とした「ツーリスト」がありますが、個人的に印象に残っているのは、「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」で、水上タクシー同士で撃ち合いする場面ですね。

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ベネチア・サンタ・ルチア駅からは水上タクシーでグリッティパレスへ!
サンタ・ルチア駅を出ると、目の前には運河が広がり、それだけで気分が盛り上がってきます。
とうとう来ました。ベニスへ!

ベニスの交通手段は、船か徒歩です。何せ数百の島が橋でつながれた街ですからね。
比較的リーズナブルな水上バス「ヴァポレット」か、固定料金制の「水上タクシー」のいずれかを利用することになります。
水上バス「ヴァポレット」(VAPORETTO)

料金は、利用する回数や時間によって決まっており、
- 片道 7.5ユーロ
- 24時間券 20ユーロ
- 48時間券 30ユーロ
- 72時間券 40ユーロ
- 7日券 60ユーロ
となっており、利用期間が長くなればなるだけお得に。逆に片道券だとかなり割高です。
運航はACTV社が行っており、それ以外の運航会社は島外との運航を行っています。
ACTV社の運航ルートにはこちらです。

細かくて見にくいので、詳細を見たい方は、以下のサイトからPDFがダウンロードできます。
参考 VAPORETTO Routeactv.avmspa.it
水上タクシー
水上タクシーは、陸上のタクシーと同様に、目的地まで行くことができます。ただし、料金はその分割高となり、島内であれば、60ユーロになります。(空港・島内に移動は110ユーロ)
今回は、ホテルへ水上タクシー横付けで行こうと決めていたので、水上タクシー一択です。
ご覧のように青空のもと、水上タクシーで運河を走るのは爽快でした。


サンタ・ルチア駅からホテルまでは運河を走ること約30分ほどで到着です。(島内は速度制限があり、あまりスピードを出すことができないため)
ルートは、上記の地図のようにいろいろとあるようですが、今回は、メインの運河を走ってきました。
グリッティパレスの概要
チェックインについてご紹介する前に、まずはベニスの5つ星ホテル「グリッティパレス・ラグジュアリーコレクションホテル・ヴェニス」についてご紹介します。
公式ページはこちらです。
参考 グリッティパレス,ラグジュアリーコレクションホテル,ヴェニスwww.marriott.co.jp
グリッティパレスとは?
ベネチア大運河上の華麗な宮殿は1525年に領主アンドレア グリッティの邸宅として建てられ、後にバチカン大使邸となりました。1994年にスターウッドホテルグループのラグジュリーコレクションに加わっています。天井と玄関の床は当時のものが残っています。
同じベニスにある旧SPG系列のホテルでは、映画「ツーリスト」の撮影場所としても有名な5つ星ホテル「ホテルダニエリ」もありますが、こちらのグリッティパレスは、その上をゆく「5つ星+Lホテル」になります。

グリッティパレスの場所
グリッティパレスは、大運河沿いに立っています。水上バス「ヴァポレット」の停留所からは徒歩2-3分ですので、水上バスを利用しても行くことができます。
ベネチアの名所「サン・マルコ広場」までは徒歩10分程度ですので、観光でも便利な場所に立地しています。
グリッティパレスの様子

こちらは、船着き場側の入り口になります。水上タクシーにてホテルに着くと、こちらの入り口から入ることになります。右手に見えるのは、朝食等をいただくレストランです。

こちらはロビーに入り、船着き場側の入り口を撮った写真です。

こちらは、陸上側の入り口になります。歩いてホテルに出入りする際には、こちらの入り口を利用することなります。

ロビー正面です。重厚で高級な雰囲気です。

さらに奥に進んで撮った写真です。この空間にいるだけで優雅な気持ちになれます。

グリッティパレスへチェックイン
いよいよグリッティパレスにチェックインです。チェックインは、奥に見えるテーブルに座り、スタッフの方と話をしながら進みます。

「どこを訪問してきたのか?」とか、「次はどこへ行くのか?」など和やかに会話をしながら、ゆったりとチェックインできます。
1泊目はデラックスルームへポイントによる無料宿泊
今回、グリッティパレスにはポイントによる無料宿泊で2泊しますが、1泊目は一番カテゴリーの低いデラックスルームを予約しています。
当時は、SPGスターポイントによる宿泊であったため、1泊35,000スターポイントでした。
今回はSPGアメックス入会によるゴールド会員として宿泊になります。カテゴリーが上のお部屋へのアップグレードを期待しましたが、あいにくほぼ満室状態ということもあり、カテゴリーのアップグレードとはいきませんでしたが、高層階のお部屋にしてもらえました。
それでも、デラックスルームに3人で泊まれば、1泊10万円程度はしますので、ポイントによる無料宿泊できるのは良いですね。
グリッティ・パレスのデラックスルームのお部屋の様子
高い天井のインペリアルスタイルの客室で、ガラスのシャンデリア、豪華な絹やビロード、刺繍のダマスク織りのカーテンを用いた内装です。Luxury Collectionベッド、40インチLEDテレビが備わっています。 大理石のバスルームから小さな運河の景色が見えます。
それでは、デラックスルームのお部屋を紹介したいと思います。部屋の広さは25㎡程度ですので、あまり広くはないです。
ベッドはダブルベッドで、エキストラベッドを反対側に1台いれてもらいました。

クローゼットの中はこんな様子です。バスローブもあります。

グラス類が置かれているカウンター。下は冷蔵庫になっています。


バスルームの様子はこちらです。大理石の豪華なバスルームです。



デスクの上には、ゴールド会員向けのウェルカムギフトとして、ワインとチョコレートが置いてありました。


2泊目はスイートルームへポイントによる無料宿泊
イタリア旅行の最後の宿泊は、グリッティパレスのスイートルームに宿泊です。こちらもスターポイントを利用しての無料宿泊になり、合計70,000スターポイントを利用しました。1泊目と合わせると、合計で105,000スターポイントを使いました。
ポイント利用によるスイートルーム宿泊は、セストリエーレスイートという部屋になります。
「セストリエーレ・スイート」として知られるスイートで、広々としたベッドルーム1室、リビングエリア、磨かれたイタリア大理石のバスルームが備わっています。19世紀スタイルの内装が施され、Palazzo Ferro Finiまたは市街の景色を望みます。
1泊目と2泊目は部屋が変わるため、午前中の観光に出る前に一旦部屋を出て、フロントに荷物を預けておき、夕方、新しい部屋のキーをもらう形になります。
驚きのアップグレード
夕方、フロントにてキーをもらう際に、「アップグレードしたよ」との一声があり、意気揚々とお部屋に向かいました。
アサインされたお部屋は、「セレニッシマスイート」。スイートルームの中で1ランクのアップグレードになります。
油絵、高価なアンティーク、高級家具がベッドルームとリビングスペースを装飾しています。
そのお値段は、1泊2,594ユーロ!日本円に換算すると、30万円超という超高級なスイートルームになります。元々の予定だったお部屋は、1,824ユーロ(約20万超)とそれだけでも高級なスイートルームなのですが、アップグレード分だけで10万円以上ものメリットをいただくことができました。なんか金銭感覚が麻痺しちゃいますね。

グリッティパレス・セレニッシマスイートの様子
こちらが部屋のキーになります。(写真自体は別のタイミングにて撮影)
なぜか部屋番号が2つ付いています。

こちらが、部屋の扉の写真。扉は1つですが、部屋番号は2つというのが謎ですが。。。。

ドアを開けて中をのぞくとこのような感じです。
左手にはちょっとしたカウンター、正面にはリビングエリアが見えます。

カウンターには、高級な飲み物類や高そうなグラス類が置かれています。下のドアの中は冷蔵庫になっていますが、一切手は付けませんでした(笑)

そしてこちらがリビングエリア。エキストラベッドをこちらの部屋に入れてくれています。角度を変えた写真を何枚かのせます。



こちらは、リビングエリアの奥にあるベッドルーム。

ベッドルームの奥には、ウォーキングクローゼットも設置されています。

ウォーキングクローゼットの手前左側がバスルームになります。
正面にダブルシンクがあり、右手にはトイレとシャワーブース、左手にはバスタブです。




こちらはお部屋にある調度品ですが、この絵だけでもかなりお高そうですね。

こちらのお部屋、これまでの人生の中で一番広く豪華なお部屋でした。
公式サイトによると部屋の広さは、部屋の位置により53㎡~81㎡となっていますが、宿泊した部屋は感覚的には限りなく81㎡に近い、大き目のお部屋のような気がします。
ただ広すぎて、ちょっと落ち着かないのは、根っからの貧乏性なんでしょうかね(笑)
グリッティパレスの朝食の様子
グリッティパレスの朝食は、1階のテラスでいただくことができます。ご覧のように運河に面したテラスで、行き交う船やゴンドラなどを眺めながら朝食を食べることができます。
映画の中にいるような、優雅なひと時です。


さて、今回はポイントによる無料宿泊ですが、ゴールド会員の特典として「無料朝食」はありませんので、自費で朝食をいただきます。
こちらがメニューになります。

こちらの写真の右上に値段がかかれていますが、バフェスタイルの朝食は1人53ユーロ(1ユーロ130円換算で6,890円)となり、朝食も超高級です。恐らくこちらも人生で一番値段の高い朝食です。本来ならこういった値段でも全く気にしない人々が宿泊するホテルなのですね。何せ5つ星+Lホテルですからね。

コンチネンタル朝食であれば、少しリーズナブルで、1人33ユーロ(約4,290円)ですが、それでやっと他の高級ホテル並みでしょうか。。。。。


我が家は、せっかくの機会なので、2日間とも「バフェ形式」の朝食をいただきました。3人で2日間だと、朝食だけで4万円オーバーの価格ですね。でも、ホテル代自体が無料なので、ここだけは贅沢しました。
バフェの場合は、テラスから一歩入ったホテル内のスペースから自由に選ぶことができます。
見た目も美しい食べ物が並んでいます。





また、その他の料理を頼むことができ、厨房で作ったものがサーブしてもらえます。
オムレツ

エッグベネディクト

パンケーキ

見た目の美しさもさることながら、どの料理も全て美味で絶品でした。
グリッティパレスに宿泊した感想
さすがは5つ星+Lの超高級ホテル、ホテルの雰囲気、重厚感、お部屋、サービス、朝食、スタッフの対応、どれを取っても最高のものでした。
こういった最上級のホテルやサービスに慣れてしまうと、普通の生活に戻れないですね。。。。
次にベニスにいったら、グリッティパレスにまた泊まりたいと思います。
ただし、自費で泊まるのは難しいですし、スイートルームなんて絶対無理です。そのためにもSPGアメックスをガンガン活用するしかないですね。
SPGアメックスの威力は絶大!
今回、グリッティパレスに宿泊できたのは、SPGアメックスのおかげに他なりません。
貯めたポイント等を最大現活用し、ポイントによる無料宿泊、さらには驚きのアップグレード、ウェルカムギフトなど、そのメリットを十分に堪能できました。
今回は、グリッティパレス宿泊で、105,000スターポイントを利用しましたが、2泊で40万円超相当の部屋に宿泊することができました。
その中には、ゴールド会員として約10万円相当のお部屋のアップグレードもあり、たった2泊の宿泊だけでSPGアメックスのメリットをフル活用できました。
SPGアメックスの年会費は3万円超ですが、使い方次第でメリットをフル活用できますので、もしグリッティパレスをはじめとしたSPG/マリオット/リッツカールトン系のホテルに宿泊予定または宿泊したいと思っている方は、事前に作っておけば、その年会費は十分にペイできると思います。
特にグリッティパレスなどSPG/マリオオットの最高グレード8のホテルには、2018年中は60,000ポイント(旧スターポイント換算だと20,000ポイント相当)という破格なポイントで宿泊することができます。
SPGアメックスの詳しいメリットや特典、そして39,000ポイント獲得できる入会方法はこちらの記事で解説していますので、読んでいただいて興味があれば、すぐにでも入会手続きされることをおすすめします。