今回、幸運にも貯めたANAマイルで発券したスターアライアンス特典航空券にてファーストクラスで世界1周をすることになりました。タイ・バンコクを最初の目的地として、ミュンヘン・ウィーン・ブダペスト、そしてニューヨークを巡ります。タイ国際航空、ルフトハンザ航空、ANAと計4回のファーストクラスにも搭乗しました。
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BMWについて
BMWについてはご存知の方も多いと思いますが、あらためて紹介したいと思います。(Wikipediaより引用)
BMW(ベーエムヴェー、ドイツ語: Bayerische Motoren Werke AG、バイエルン発動機製造株式会社)は、ドイツのバイエルン州ミュンヘンを拠点とする自動車および自動二輪車、エンジンメーカーである。
他にも、英国のロールス・ロイスとMINIの2社を傘下のカー・ブランドとして所有している。また、BMW MとBMW Motorradを子会社として所有する。本社ビルはエンジンのシリンダーを模した円筒形を4つ組み合わせたような形をしており、フィーアツュリンダー (Vierzylinder)、英語でフォー・シリンダー (Four Cylinder) と呼ばれる。エンブレム
1917年10月5日にロゴマークが商標登録された。1929年の広報広告より、現在の黒く縁取った円に白抜きの「BMW」を配し、中央の円の中を十字によって4等分し、点対称に青と白とに塗り分けたデザインである。過去に何度かBMWの字体とその位置程度が微妙に変わっているが、基本的な部分に変更はない。
円と十字は、かつて航空機エンジンメーカーであったことにちなみ、飛行機の回転するプロペラを表し、青と白はバイエルンの白い雲と青い空をイメージしている由来とし、現在の公式サイトやカタログにも表記されており、公式見解として一般的にも定着している。
日本では高級車というイメージがありますね。世界における自動車販売ランキングではそれほどトップではありませんが、おそらく多くの人が知っている自動車メーカーであると思います。
BMWミュージアムについて
ミュンヘンにあるBMW本社の横に設置してあるのがBMWミュージアム(博物館)です。
BMWの過去から現代に至るまでの自動車・バイク・エンジンに関する博物館で、多くの歴史的な名車やエンジンが展示されています。
住所 | Am Olympiapark 2, 80809 Muenchen |
電話番号 | (089)125016001 |
最寄り駅 | Uバーン3号線オリンピアツェントリウム駅(Olympiazentrum)から徒歩7分 |
営業時間 | 10~18時 |
定休日 | 月曜 |
休業日 | 1/1、12/24~26・31 |
公式ページ(英語)はこちらをご覧下さい。
参考
BMW Museumwww.bmw-welt.com
BMWミュージアムの場所
BMWミュージアムは市内中心部から少しだけ離れた場所にあります。
1973年のミュンヘンオリンピックを記念したオリンピック公園のすぐ横にあります。
日本でいうと東京・世田谷区の駒沢公園のような場所にあるようなイメージですかね。
BMWミュージアムへの行き方
今回は多くの方が利用するであろう地下鉄を使った行き方をご案内します。
BMWミュージアムの最寄り駅は、ミュンヘン地下鉄Uバーン3号線(U3)の「Olympiazentrum駅」になります。
ミュンヘンの中心となる「ミュンヘン中央駅(Munich Hauptbahnhof)」からは約30分になります。
ミュンヘン中央駅からBMWミュージアムに向かう
バンコクからフランクフルト経由でミュンヘンに到着し、宿泊先のコートヤード・ミュンヘン・シティセンターにチェックインした後、一息ついてすぐにBMWミュージアムに向かいました。
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今回は、一番シンプルなルートで、
- ミュンヘン中央駅からU2でScheidplatz駅まで行き
- Scheidplatz駅で、U2からU3へ乗り換え
- Scheidplatz駅からU3でOlympia-zentrum駅まで行く
という方法にします。
まずはホテルからミュンヘン中央駅まで徒歩で5分程度。
地下鉄U3はミュンヘン中央駅の地下にホームがありますので、地下通路を目指します。
切符は、1日乗り放題のチケットを購入し、ミュンヘン中央駅からU2の路線に乗ります。
U2の路線は少し古めの車両ですね。
車両の中はこのような感じになっています。
Scheidplatz駅にて、U2からU3に乗り換えます。乗り換えはホーム向かい側の車両に乗り換えるだけです。
U3は今どきの窓の大きな車両ですね。
中には液晶ディスプレイもあります。
Olympia-zentrum駅に到着です。ちゃんとBMWミュージアムの表示もされていますね。
案内に従ってエスカレーターを登ります。
外に出ます。
外へ出ると、目の前にはBMWのショールームとなっている「BMW Welt」が見えます。
左手を見ると、特徴的なBMWの本社が見えます。ちなみに手前側は工場になります。
左前方へ進んで行くと、目的のBMWミュージアムに到着です。
こちらはBMW Welt側から撮影した全景になります。
BMWミュージアムへ到着
この丸い建物がBMWミュージアムになります。
早速入り口から中へ入ります。
正面のカウンターにてチケットを購入。チケットは10ユーロです。
このような紙のチケットです。
なお、大きなバッグやリュックなどはロッカーに預けるように言われます。ロッカーは受付右手のスロープを降りた下のフロアになります。ロッカーは1ユーロ硬貨が必要ですが、帰りに返却されるタイプです。大型のロッカーもありましたので、スーツケースなども入れられるのではないかと思います。
さて、受付左側の入り口からチケットをかざして入場します。
BMWミュージアムの展示物の紹介
さて、ここから先は展示物の一部を紹介します。写真が非常に多いので、あまり自動車やバイクに興味の無い方はスキップして下さいね。順路に沿って見学することになりますが、自動車と2輪車の展示が入り交ざっていますので、以下は自動車と2輪車に分けて紹介します。
自動車関連の展示物
BMW設立当時の飛行機向けのエンジンです。
1930年製のBMW3
こちらは、BMW M6のボディー内部のモデルです。
こちらは歴代モデルの展示
こちらはBMWのベストセラー車である3シリーズの歴代モデルです。
これは非常に面白い展示でした。年代毎に、車のエンブレム(例えば320i)をディスプレイしたものでした。同じ車種のエンブレムでも時代毎に微妙にデザインが変わっています。
こちらは2019年に新型が発表された現行3シリーズ(第7世代;G20)の最終デザインのクレーモデルです。最終デザインを確定させるために実物大のクレー(粘土)モデルを作成するのですね。
1920年代後半に制作された車両です。
1934年製のBMW315
かわいいフォルムでヒットした1955年生のBMW Isettaです。
1956年製のBMW507
1988年製のBMW Z1
1999年製のBMW Z8 映画「007」のボンド・カーとしても使用されました。
こちらはBMW M社が手がける高性能のMシリーズの車両です。メルセデスでいうところのAMG、AUDIだとRSシリーズにあたります。
こちらはスーパーカーとしても有名なBMW M1です。
過去の名エンジンといわれる歴代のMシリーズのエンジンも展示されており、スピーカーを通して当時のエンジン音を聞くことができます。
レース用の車両も展示されています。こちらは先代のBMW M3をベースにした車両ですね。
現代の車両からは、BMWの電気自動車、BMW i8も展示されています。車両価格は2,000万円以上ですよ!
2輪車の展示
2輪車もたくさん展示されていましたが、気になったものだけいくつか紹介します。
BMW S1000です。
こちらは過去にレースで使用された車両になります。
その他の展示
実際の車両以外にも、BMWの製品を支えるテクノロジーや、素材、環境問題など様々な展示がされています。
BMW M1 Cafe
BMWミュージアム内にはカフェも設置されています。ランチやドリンク類などをいただくことができます。今回は寄らなかったので、中の様子だけ写真でご紹介です。
BMW Museum Shop
ミュージアムショップも併設されています。
中にはBMWに関連した多くのグッズが置かれています。中にはBMWには関係の無いようなものも売っていましたが(笑)
BMW Weltも見学
BMW Weltとは?
BMWのショールームとなりますが、誰でも無料で訪れることができる場所になっています。
日本のディーラーのショールームのように試乗や購入の交渉を行う場所ではなく、どちらかと言えば、BMWのプロモーションを行うような場所になります。
BMWグループである、BMW、MINI、ロールスロイスの最新車両の展示や、BMWやMINIのグッズのショップなども入っています。
BMW Weltを見学
BMWミュージアムを見学した後は、道路を挟んだ反対側のBMW Weltの見学です。BMWミュージアム側とは連絡橋で繋がっています。
BMW Weltの2階の入り口になります。
中に入ると右手には、新車の納車を行う場所があるようです。ここでBMWの新車を納車してもらったら嬉しいでしょうね。
2階から見たショールームの一部(BMW M社のコーナー)です。
こちらはBMW M5 Competitionです。
こちらは新型BMW 3シリーズです。
そしてこちらはBMWとトヨタが共同開発を行った車両です。BMWからはZ4として、トヨタからはスープラとして発売されます。
こちらはBMW M8のコンセプトモデルです。
BMW iシリーズも展示されています。こちらはBMW i8です。
ロールス・ロイス車両も展示してありました。正直、中を見たのは初めてです。
こちらはBMWの各種グッズを販売しているショップです。
BMWミュージアム見学の感想
BMWの本拠地にあるBMW博物館。車が好きな方がミュンヘンを訪れたら是非一度訪問していただきたいと思います。
BMW博物館は歴史的な様々な車両が展示されており、車、特にBMWが好きな方であれば、2−3時間はゆっくりと楽しむことができます。
一方、BMW Weltは最新の車両が一堂に展示されており、普段見ることもないロールス・ロイスの車両も置いてあり、こちらも小一時間ほど楽しむことができます。
私の場合は、BMWミュージアムとBMW Welt合わせて3時間ほど楽しませていただきました。
事前に予約をすれば、工場見学もできるようなので、もし次に行く機械があれば工場見学もしたいですね。
余談;BMW関連のカモフラージュ車両にもミュンヘン郊外で遭遇
BMWミュージアムを訪れた翌日にミュンヘン郊外にて、BMWのカモフラージュ車両(市販前のテスト車両)にも遭遇しました。
BMWに限らず、各メーカーの発売前の車両や開発中の車両は以下の写真のように、ディテールがわからないようにボディ全体に不思議なマークのラッピングがされています。
Web等ではよく見かけるカモフラージュ車両ですが、まさか自分自身が遭遇するとは思っておらず、急いでiPhoneで撮影しました。
こちらは、BMW Z4の高性能バージョンのBMW Z4Mなのでは?と思います。すでにBMW Z4は発売済なので、高性能バージョンの開発なのではないでしょうか?(エグゾーストパイプは左右1本ずつの2本出しですが)
こちらは、BMW M8だと思われます。BMW8シリーズが発売されて間もないので、その高性能版のM8が開発中と思われます。後ろのエグゾーストノート(テールパイプ)が左右2本ずつの4本タイプになっています。
そしてこちらは、BMWとトヨタとで共同開発している車両のトヨタ側のスープラではないかと思われます。フロント周りが独特のデザインなんもが特徴的です。走り去る時に結構いいエンジン音をさせていましたよ。
以上、今回はBMW関連の記事でした。
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