今回、幸運にも貯めたANAマイルで発券したスターアライアンス特典航空券にてファーストクラスで世界1周をしてきました。タイ・バンコクを最初の目的地として、ミュンヘン・ウィーン・ブダペスト、そしてニューヨークを巡ります。タイ国際航空、ルフトハンザ航空、ANAと計4回のファーストクラスにも搭乗しました。
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ワンワールドトレードセンターに立ち寄る
「911メモリアル・ミュージアム」を見た後は、隣に位置する「ワンワールドトレードセンター」に行くことにしました。
「911メモリアルミュージアム」訪問!NYで必ず訪れるべき場所!壮絶な現場の様子を感じられる空間!
ワンワールドトレードセンターとは?
1 ワールドトレードセンターは、アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市マンハッタン区にある超高層ビル。2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件で崩壊したワールドトレードセンター跡地(グラウンド・ゼロ)に建てられ、2014年11月3日に開業した。世界で6番目に高い建物で、西半球で最も高い建物である。この建物の名前は旧ワールドトレードセンターの北館と同じ名前である。ワールドトレードセンター跡地の北西の角に位置している。
概要
ワールドトレードセンター跡地で進行中の再建計画は、1 ワールドトレードセンターなど6つの超高層ビルとツインタワー跡地の慰霊場、地下の商業施設、パストレイン・ニューヨーク市地下鉄・バスターミナル等のターミナル施設などからなる。そのうち最も高い1 ワールドトレードセンターの高さは、アメリカ独立の年にちなみ1,776フィート(約541m)(本体は約415m、尖塔部分含め約541m、延べ床面積約24万m²)である。建設
2004年4月に着工(着工式開催)し、2006年には新しい7 ワールドトレードセンタービルが完成した。2009年には1 ワールドトレードセンターが完成する予定であったが、工事中に地下部分でテロ犠牲者の遺骨が見つかるという事態が度々発生し、その度に工事が中断・延期。2009年から使用されている新ヤンキー・スタジアムの建設計画とどちらを優先するかで市民の意見は分裂していたこともあった。さらに、世界金融危機による景気の悪化や資材の高騰などが重なるなどして工事が難航した。鳥の形のモニュメントの予算も縮小される予定である。
2009年に名称がフリーダムタワー(Freedom Tower)から1ワールドトレードセンターに名称変更がされた。
紆余曲折を続けた建設だが、11年間ニューヨークで最も高いビルに返り咲いていたエンパイア・ステート・ビルディングを2012年4月30日に再び抜いて、フロアの高さで比べて同市一のビルになった。2013年5月10日には尖塔が取り付けられ、最頂部は541mに達し、西半球で最も高いビルとなった。2014年11月3日に竣工し、開業した。
名称 | 1 World Trade Center ワンワールドトレードセンター |
着工 | 2004年 |
完成 | 2014年 |
階数 | 104階 |
高さ | 541メートル |
ワンワールドトレードセンターの場所
ワールドトレードセンター跡地のすぐ横に建てられています。「911メモリアル・ミュージアム」を訪れた際に合わせて行くのがオススメです。
ニューヨークで人気の3大展望台
話が少し横道にそれますが、今回訪問したワンワールドトレードセンターを含め、ニューヨークには「人気3大展望台」があります。それぞれの特徴を見てみると、以下のようになります。
エンパイヤーステートビル
- ミッドタウンで一番高い展望台。ロックフェラーセンターよりも高いところから景色が眺められる
- 最も遅い時間(AM2:00)まで展望台が開いている。
- 102階の展望台へ行くためには通常料金に加えて20ドルの追加料金が必要
- 86階展望台は屋外だが金網があり、102階はガラス張りになっている。
- 人気の展望台のため行列ができていることが多い
参考
The Empire State Buildingwww.esbnyc.com
ロックフェラーセンター
- 68−70階の展望台には通常料金でアクセスできる
- 70階はガラス窓や高い柵がないため、写真撮影がしやすい。
- 南にエンパイヤーステートビル、来たにセントラルパークを目前に見ることができる
- 近くの高層ビルとの距離が近く、迫力を感じることができる
- チケットは時間指定のため、希望の日時は事前に確保することが必要
参考
Visit Top of The Rock Observation Deckwww.topoftherocknyc.com
ワンワールドトレードセンター
- 100-102階の展望台には通常料金でアクセスできる
- 最新の展望台であり、入場した瞬間から最新の技術を体験できる
- マンハッタンを一望できる
- 展望フロアが全てガラス張りのため、写真撮影は映り込みに注意
- チケットは時間指定のため、希望の日時は事前に確保することが必要
参考
One World Observatory-NYConeworldobservatory.com
ニューヨーク3大展望台の基本情報比較
上で紹介した3つの展望台の基本情報を比較すると以下の通りとなります。
エンパイヤーステートビル | ロックフェラービル | ワンワールドトレードセンター | |
場所 | ミッドタウン | ミッドタウン | ダウンタウン |
おすすめ時間 | 朝・昼・夜 | 朝・昼・夜 | 朝・昼 |
建築スタイル | アールデコ | アールデコ | コンテンポラリー |
竣工年 | 1931年 | 1933年 | 2014年 |
展望台高さ | 373メートル | 260メートル | 382メートル |
料金 | 37ドル(86F) 57ドル(86F&102F) |
36ドル | 34ドル |
割引パス | ビッグアップルパス シティパス エクスプローラーパス ニューヨークパス |
ビッグアップルパス シティパス エクスプローラーパス ニューヨークパス |
ビッグアップルパス |
ワンワールドトレードセンター展望台「One World Observatory」
ワンワールドトレードセンターに立ち寄ったのは、こちらの最新の展望台「One World Observatory」を訪問することです。
911メモリアル・ミュージアムの隣という理由もありますが、学生時代に「エンパイヤーステートビル」の展望台には行ったことがあるので、最新の展望台を体験したいと思ったからです。
「One World Observatory」の概要
名称 | One World Observatory |
展望階 | 100-102階 |
営業時間 | 8:00-21:00 *季節により異なる |
休業日 | 無休 |
入場料 | 35ドル(スタンダート) |
当日券は2種類
ビルの1階を入ると、正面にチケットセンターがあり、こちらでチケットを購入します。
チケットカウンターでチケットを購入しますが、当日券は「スタンダード」「コンビネーション」の2種類があります。
スタンダード | コンビネーション | |
料金 | 35ドル | 45ドル |
360度の眺望 | ◯ | ◯ |
優先入場・退出 | ー | ◯ |
iPadによる眺望ガイド | ー | ◯ |
今回は時間を効率的に使いたいこともあり、コンビネーションのチケットを購入しました。
チケットを購入すると、入り口がある地下1階へ降りていきます。
実は地下1階にもチケットカウンターがあります。こちらは地下鉄の駅と直結していますので、直接展望台に行きたい場合は、地下1階のチケットカウンターを利用するのがオススメです。
チケットカウンターの横を通り、エントランスに向かいます。
エントランスの入り口はこのようになっており、一番右のレーンが「Prioirty」のレーンになり、セキュリティーチェックとエレベーターが優先となります。この時はあまり混んでいなかったので、あまりメリットは無かったかもしれません(笑)
エレベーターで「One World Observatory」へ
エレベーターに乗り、102階の展望台へ向かいます。
実はこのエレベーター、壁の部分が全てディスプレイになっており、映像を駆使したプレゼンテーションを見ながら上がっていきます。
こちらの公式ページでそのエレベーター内の様子がビデオ内に少し写っていますので、興味のある方はご覧下さい。
参考
One World Observatoryoneworldobservatory.com
映像を楽しんでいるとあっという間に102階に到着です。
エレベーターのドアが開くと、その先にはミニシアターのような暗い空間があり、そこで待たさせれます。
人が集まってくると、正面には音楽とともに映像が流れます。
その後、正面のスクリーンが上がると、目の前に眺望が広がり、皆さんから「Wao!」という歓声があがります。
ニューヨークの360度の眺望
1つ下の101階のフロアに行くと、360度の眺望を見ることができます。
フロアの一角にはガラスの下に真下の様子を見ることができます。(実際に見えるわけではなくカメラの映像ですが)
それでも立ってみると何かドキドキしますね。
この日は快晴で、ご覧のようにキレイに景色を見ることができました。
こちらはマンハッタンのアップタウン(セントラルパーク)方面です。
「コンビネーション」チケットの特典として、iPadを借りることができます。日本語にも対応しており、このような画面から方角を選んでいきます。
「エンパイヤーステートビル」を選ぶとこのように説明を見ることができます。
時計周りに展望台を回っていきます。
こちらはブルックリン方面。中央右側の橋が「ブルックリン橋」です。
こちらはダウンタウンの先端、ウォールストリート方面です。
バッテリー・パークと「自由の女神」があるリバティー島です。
自由の女神を少しズームで撮ってみました。
そしてこちらはハドソン川。川の左側はニュージャージー州になります。
ハドソン川といえば、USエアウェイズが水上着陸した「ハドソン川の奇跡」の舞台です。確かに川はまっすぐ流れていますが、よく水上着陸できたものですね。
映画「ハドソン川の奇跡」の主演は、私の大好きな俳優のトム・ハンクス、そしてテーマは飛行機ですので、ブルーレイを購入して何度も見ました。
非常に緊迫した様子が描かれています。まだ見たことはない方はぜひ一度ご覧下さい。
展望台を2周ほどゆっくり周りながらニューヨークの眺望をじっくりと堪能しました。
再度エレベーターに乗り、101階から地下1階へ降りていきます。
エレベーター内には上りの時とは別の映像が流れ、あっという間に到着です。エレベーターの中でも飽きさせないというのはさすがエンターテイメントの国ですね。
ワンワールドセンターとはお別れし、ダウンタウン散策に向かいます。
ワンワールドトレードセンター展望台「One World Observatory」訪問の感想
ニューヨークでも最新の展望台「One World Observatory」を訪問しました。高さで言えば400メートル弱なので、日本で言えば、スカイツリーの2つある展望台のちょうど中間点といった高さです。
ちょっと料金を比較してみると、
- One World Observatory 35ドル(382メートル)→約1,000円/100メートル *1$=110円で計算
- 東京スカイツリー 3,100円(450メートル)→約700円/100メートル *平日セット券の場合
となります。
100メートルあたりの金額で換算すると、「One World Observatory」の方がかなり高めですね。最新の技術、さらにニューヨーク価格と考えると仕方がないでしょうか。
エレベーター内でも楽しめるエンターテイメント性、そして快晴の中見れたニューヨークの眺望と、値段は高めでしたが、十分に楽しむことができました。
夜景もキレイだとは思いますが、昼間に見ることで位置関係を把握することができるので、良かったと思います。
今回は「One World Observatory」を訪れましたが、ニューヨークには「One World Observatory」も含めて人気3大展望台がありますので、お好みに応じてぜひどこかの展望台は訪れてニューヨークの眺望を楽しんでいただければと思います。
続きはこちら!
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