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新政府専用機B777-300ER〜N509BJ→80-1111へレジ変更!タッチアンドゴーなど訓練開始!現行B747はどうなる?

新千歳空港にてタッチ・アンド・ゴーなど本格的な訓練がスタート

スイス・バーゼルでの長い内装装備実施を終えて、2018年8月17日に千歳基地に到着した新政府専用機の1機目(N-509BJ)ですが、いよいよ千歳基地での本格的な訓練を開始しました。

いつも参考にしているAviationWireに記事がでていたので、以下に引用します。

次期政府専用機、初の飛行訓練

2019年度に導入予定の次期政府専用機の初号機(ボーイング777-300ER型機、機体番号80-1111)が9月26日、航空自衛隊所属となって初の飛行訓練を千歳基地で実施した。

今回の訓練は午前9時49分すぎにプッシュバックを開始。午前10時3分に千歳基地側の滑走路(RWY18L)を離陸し、同24分に新千歳空港側の滑走路(RWY19L)に着陸した。

その後、午前10時56分に空港側滑走路(RWY01L)を離陸。午前11時10分から基地側滑走路(RWY36R)を使用し、タッチアンドゴー訓練を9回実施した。訓練を終えた次期政府専用機は、午後1時55分に基地側滑走路(RWY36R)に着陸し、午後2時3分に駐機場へ到着した。

次期政府専用機の初号機は、8月17日にスイスのバーゼルから、千歳基地に到着。この時は登録番号が民間機のN509BJだったが、翌18日は空自の機体番号80-1111に変更され、地上でのハンドリング訓練を行った。その後も飛行訓練は実施されず、今回が自衛隊機として初フライトになった。今後は2019年4月の運用開始に向け、パイロットや民間機の客室乗務員にあたる空中輸送員、整備員などの訓練を進めていく。

政府専用機の運用は、千歳基地の特別航空輸送隊が担当している。2号機は、12月に千歳へ到着する見通し。


参考
政府専用機 初の飛行訓練www.aviationwire.jp

この日の訓練は、「タッチ・アンド・ゴー」が中心だったようで、9回の離発着が繰り返されたようです。

MEMO

タッチ・アンド・ゴー

通常、操縦士(訓練生)はトラフィックパターンと呼ばれる滑走路を中心とした左回り長方形の場周経路[1]を旋回し訓練を行い、最終目標である滑走路へと着陸した後、続いて離陸体勢[2]を取り再度加速し滑走路を離陸して行く。この場周経路は離陸、上昇、旋回、水平飛行、降下、着陸と航空機を操縦するにおいて全ての操作が含まれているため、これを幾度も繰り返す事により航空機の挙動や特性、航空法規や無線技術などを習得する上で非常に有効であり、一般的に飛行訓練では必ず行われている。(Wikipediaより)

初フライト訓練の動画

初フライト訓練の様子がYoutubeにいくつかアップされていますので、ご紹介したいと思います。

こちらは、タッチ・アンド・ゴー訓練を撮影した動画です。

 

こちらは、たまたま上空を飛行していた新政府専用機を撮影した動画です。

他にも動画を発見したら順次追加予定です。

初フライト前日にはタキシング訓練実施

初となるフライト訓練の前日には、タキシングなどの訓練も行ったようです。政府専用機はハンガー前からタキシングを開始し、南側の誘導路を使い八の字を描くようにしてハンガー前に戻る訓練を4回行なった。夕方には新千歳空港B滑走路(01L)でエンジン出力を上げ加速し、すぐにリバースをかけ減速する「ハイスピードタキシー」などを行なう珍しい場面も見られたとのこと。

空自の特別航空輸送隊の訓練も順調?

今回のフライト訓練については、別のニュースにて、”同基地の特別航空輸送隊のパイロットが乗り込み” との表現がされていため、実際に操縦したのは、特別航空輸送隊のパイロットと思われます。

以前の記事で、特別航空輸送隊の空中輸送員(民間航空機のCAに相当)のトレーニング開始について触れていましたが、パイロット側のトレーニングも順調に行われており、実機を飛ばすところまで来ているということですね。

少しだけ気になるのは、上記の記事の中で触れた免許の種類のことです。通常パイロットは、機種ごとの免許が必要なため、別の機種(ボーイング777とボーイング747)の両方を操縦することはできません。

となると、やはり新たに新政府専用機向けのパイロットを養成していたということになるんでしょうね。(余計な心配ですが、現政府専用機のパイロットはどうなるのでしょうか?)

2018年12月には、2機目の機材が千歳基地に到着予定

現在は、1機目のみが千歳基地に到着し、訓練を開始していますが、2機目は2018年12月頃に到着予定とのこと。

すでに、旧政府専用機2機と新政府専用機1機が並んでいる様子が見られますが、12月以降は新旧2機ずつの4機が並ぶ様子も見られそうですね。

機体番号も変更

これまでは新政府専用機は、N509BJとN511BJという機体番号を付けていましたが、千歳基地到着後は、機体番号が変更されています。航空自衛隊としての機体番号のようですね。

  • N509BJ → 80-1111
  • N511BJ → 80-1112(?)

現政府専用機B747-400の運用も残りわずか

新政府専用機の運用開始は2019年度からとされており、2019年4月からの運用となれば、現政府専用機の運用期間も残すところ後5カ月ほどとなります。

日本で登録されているボーイング747の旅客機は、すでに現政府専用機だけになります。(貨物機は除く)

ボーイング747の雄姿が見られるのも残りわずかとなりますので、しっかりウォッチしていきたいですね。

政府専用機として運用終了後のボーイング747の行方

2018年度をもって退役する現政府専用機の活用方法については、現時点は何も決まっておらず、航空自衛隊がその活用方法のアイデアを募集していました。すでに募集期間は終了していますが、どのような活用方法になるのか興味がありますね。

ただし、サイズが巨大なだけに活用場所や活用方法には制限が付きまといます。もし動態保存のような形で、飛行可能な状態を維持するのであれば、メンテナンス費用も発生します。

続報を待ちましょう!

空自、政府専用機退役後のアイデア募集

航空自衛隊は、2019年3月末に運用終了を予定している現在の政府専用機(ボーイング747-400型機)について、退役後の活用方法を企業や団体から募集する。

2機ある政府専用機は、ともに空自千歳基地の特別航空輸送隊に所属。2018年度いっぱいで運用を終えるが、地元などからは保存を求める声が聞かれる。7月22日に千歳基地で開かれた航空祭では、一般向けでは初めて2機そろって展示され、多くの来場者が訪れた。

空自では、退役後に機体を処分する際に、政府専用機という特性を考慮した処分方法を模索しており、企業や団体から寄せられたアイデアを検討材料にする。

アイデアを提案したい企業や団体は、8月7日正午までに担当窓口である、航空幕僚監部装備計画部整備・補給課に持参するか、郵送または電子メールで提出する。8日午後3時からは、応募者向け説明会を市ヶ谷基地で開く。アイデアをまとめた「情報提供書」の提出期限は、24日午後5時まで。


参考
空自、政府専用機退役後のアイデア募集www.aviationwire.jp

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