今回、幸運にも貯めたANAマイルで発券したスターアライアンス特典航空券にてファーストクラスで世界1周をすることになりました。タイ・バンコクを最初の目的地として、ミュンヘン・ウィーン・ブダペスト、そしてニューヨークを巡ります。タイ国際航空、ルフトハンザ航空、ANAと計4回のファーストクラスにも搭乗しました。
世界1周記については、下のボタンをクリックしてご覧下さい。
人生初のファーストクラスに搭乗
ANAスイートラウンジにて一息ついた後は、時間に余裕をもって搭乗口に移動します。
ファーストクラス世界1周へいよいよ出発!羽田空港ANAスイートラウンジ、そしてタイ国際航空TG683便バンコク行へ搭乗するまで!
搭乗口は一番奥の141番ゲート。
搭乗するのは、タイ国際航空羽田10:35発バンコク着15:40着のTG683便です。日本とタイは2時間の時差があるため、実際には約7時間のフライトになります。
すでに141番ゲートの前には多くの人が並んでいます。
すでに優先搭乗が始まっていますので、ファーストクラスのゲートから搭乗します。
搭乗ブリッジを進むと運命の分かれ道です。ファーストクラスとビジネスクラスは左側です。
タイ国際航空とは?
今回登場するタイ国際航空は、タイ王国の「フラッグシップ・キャリア」で世界的にみてもサービスに定評のある航空会社です。
英国の航空サービス格付け会社のスカイトラックスが毎年選出している「ワールド・エアライン・アワード」においては、2018年には総合10位のランキングを得ています。
SKYTRAX World’s Best Airlines 2018
順位 | 社名 | 前回 |
1 | シンガポール航空 | 2 |
2 | カタール航空 | 1 |
3 | ANA | 3 |
4 | エミレーツ航空 | 4 |
5 | エバー航空 | 6 |
6 | キャセイ・パシフィック航空 | 5 |
7 | ルフトハンザ・ドイツ航空 | 7 |
8 | 海南航空 | 9 |
9 | ガルーダ・インドネシア航空 | 10 |
10 | タイ国際航空 | 11 |
13 | JAL | 16 |
タイ王国を代表する大企業の一つで、スワンナプーム国際空港をハブ空港とするタイ王国の「フラッグ・キャリア」である。またアジアのみならず世界でも有数の規模を持つ航空会社でもある。
コンデナスト・トラベラーなどの旅行専門誌や、各国のビジネス誌などによるサービスランキングでは上位の常連であり、スカイトラックス社の「ベスト・キャビン・スタッフ&ベスト・エアライン」賞を2006年に受賞している。また、機材の新しさと整備技術の高さから航空会社の安全度ランキングでは「A」をマークする。
南アメリカを除く全大陸に就航しているほか、タイ王国の国内線にそのネットワークを広げている。なお、世界最大の規模を持つ航空連合のスター・アライアンスに、ルフトハンザ航空やスカンジナビア航空、ユナイテッド航空らとともに発足当初からのスターティング・メンバーとして加盟しており、同アライアンスの代表的メンバーである
2007年現在の株主構成は、タイ財務省54%、ワユパック・ファンド15.5%となっており、事実上の半官半民航空会社である。格安航空会社のノックエアの株式39%を所有する大株主で、同社の事実上の親会社でもある。
(Wikipediaより引用)
タイ国際航空の保有機材とボーイング747−400
ここで少し横道にそれますが、タイ国際航空の保有機材についてご紹介したいと思います。
タイ国際航空はタイ王国の半官半民の航空会社となり、使用する機材は最新の機材を積極的に取り入れています。
こちらはタイ国際航空の日本語サイトにて紹介されている使用機材です。下図には載っていませんが、エアバスA350-900やボーイング787−9も保有しています。
今回、搭乗した羽田発バンコク行TG683便は、ボーイング747−400の旧式タイプになります。
タイ国際航空ボーイング747−400について
タイ国際航空の保有するボーイング747−400は2タイプあり、羽田・バンコク線の機材は残念ながら古いタイプの機材となります。3クラス375席になります。
各クラスの詳細は以下の通りです。
クラス | 席数 | シートピッチ(cm) | シート幅 | リクライニング |
ファースト | 10 | 193 | 55 | 180° |
ビジネス | 40 | 152 | 51 | 167° |
エコノミー | 325 | 86 | 46 | 122° |
また、設備については以下の通りです。 ファースト・ビジネスクラスのモニターサイズが10.5インチというのが機材の古さを表していますね。
クラス | モニター | 電源 |
ファースト | 10.4インチ | 各席 |
ビジネス | 10.4インチ | 各席 |
エコノミー | 9インチ | 2−4席に1つ |
全体のシートマップはこのような感じとなり、2階はビジネスクラス、1階は前方からファースト、ビジネス、エコノミーの配置となります。
ユニークなのは、1階のビジネスクラスの右側がギャレー(青で囲んだ部分)になっていることです。このような配置になっている機材は初めて見ました。
タイ国際航空ボーイング747−400のファーストクラスの様子
ファーストクラスは全10席でシートマップは以下のようになります。今回の席は青く囲った3Aになります。
下の写真は、搭乗後のまだ誰もいないうちに機内最前方から後方を撮った写真になります。
ファーストクラスの後方がビジネスクラスとなりますが、写真右手には席がありますが、左側には不思議な空間があるかと思いますが、こちらがギャレーになります。
3Aのシートを撮った写真になります。最近流行りの個室的なファーストクラスとは正反対の思いっきり開放感のあるシートになります。何の囲いもありません。。。。。
こちらは席に座って前方を眺めた様子です。
コントローラー類
シートコントローラーはこのような感じとなりますが、マッサージ機能付きです。エンターテイメントのコントローラーも古めかしいタイプですね。
モニター
モニターは窓側の棚に収納されており、押すと飛び出してくるタイプになります。
ちなみにテーブルは、モニター右側の棚の中に収納されており、使用時に取り出すタイプになります。
電源は、上の写真のアダプターを差している場所にありますので、スマホ等の充電には問題ありません。
前の座席との間隔は、シートピッチが193cmもあるので、全く問題がありません。というか離着陸時の状態だと平均的な日本人男性の場合だとこんな風になり、前には届きません。。。。。
前方のオットマンは電動で手前に動かすこともできますので、リクライニングした状態で足を乗せることもできますし、椅子代わりに使って、テーブルを挟んで2人で談笑することもできます。
ヘッドホン
ヘッドホンは、AKGというメーカーの製品でした。
ノイズ・キャンセリングタイプのヘッドホンです。イヤー・パッドも入っていて、装着して使用しましたが、長く付けていると結構ムレました。
品番等をチェックし忘れましたので、もし興味がある方は調べてみて下さい。
タイ国際航空のファーストクラスのアメニティキット
上級クラスに乗る楽しみの1つとして機内で配布されるアメニティキットがあります。
今回のタイ航空ファーストクラスでは、ポルシェデザインのアメニティキットでした。
中身はこのような感じになっています。
使われているブランドは、”PAYOT”というパリのブランドのようです。
パイヨ PAYOT
世界中の高級スパで愛される、お肌を癒すパリの老舗コスメブランド! / フランス
1927年、ナディア・パイヨ Nadia Payot は、 パリで最初の化粧品を発表し、その後いくつものブティックをオープン、 1940年代にアクネ・ケア用のパテ・グリースで大成功を収めます。 それ以来、技術力を要に、高級品ブランドとしてスパも併設し、 フェイスとボディーのための質の高い製品を作り続けています。 美容液、クリーム、乳液、スティック、ローション、ゴマ―ジュ、 オイル、ムース、メイク落とし、フリュイド、アンチ・リンクル、ジェルなどの製品が、「ミネラル」、「デザイン」、「レコンシリアント」、「マチフィアント」と名付けられたシリーズの中に次々と登場しています。
中に入っているものは、
- オード・トワレ
- モイスチャライザー
- リップバーム
- フェイシャル・スプレー
- ヘアブラシ
- 歯ブラシ
- 歯磨き粉
- マウスウォッシュ
の8種類になります。
いつものことですが、機内で中身を使うことはなく、自宅に持ってきたまま、そのまま放置されています。
ポルシェ・デザインのケースについては欲しいのですが、中身については不要ですので、もしPAYOT製品が欲しいという方がいれば差し上げますのでご連絡下さい。(送料のみご負担いただければと思います)
タイ国際航空ファーストクラスのトイレの様子
タイ国際航空のファーストクラスのトイレの様子もご紹介します。
設備的にはごく普通のトイレです(笑)
ファーストクラス後方に2箇所あり、10人に対して2箇所ですので、列に並ぶことはありませんでした。
中は常にキレイにされており、トイレ内のアメニティも綺麗に畳まれたナプキンにセットされています。
また通常は紙タオルが使われますが、本物のハンドタオルがセットされています。
トイレットペーパーもご覧のように、バラの花のようにセットされています。
タイらしいおもてなしを感じることができました。
ファーストクラス搭乗後の様子
ファーストクラスでは一番最初の搭乗でしたので、ここぞとばかりに写真を撮っていました。
その後、チーフパーサーの方が挨拶に来られ、ウェルカム・ドリンクのサービスがありました。
せっかくなので、飲み慣れないシャンパンをいただきます。
各席には、本物のオーキッド(蘭)の花が置いてあり、華やかさを演出していますね。
タイ国際航空ファーストクラスの機内食
離陸後しばらくすると機内食となります。
今回はせっかくのタイ国際航空搭乗ですので、タイ料理にします。
舞い上がっていてメニューの写真を取るのをすっかり忘れてしまいました(汗)。ですから、それぞれのお料理の細かな説明がないことをご容赦下さい。
まずはアペタイザーです。
シャンパンを飲んでアペタイザーを食べている間にテーブルセッティングしてもらいます。
最初はサラダ的なものです。少しピリッとしていましたが、さっぱりと美味しくいただきました。
続いてはメインのグリーンカレーです。他にもサイドディッシュとしていくつかの料理が付いてきます.
パンはCAさんが持ってきたバスケットから好きな種類を選ぶことができ、今回は3つ選びました。
パンに付けるバターは、キレイな花びらの形になっています。バターの右側にあるのは、ガーリックを揚げたものになります。これが美味しくて、臭うことも気にせずに完食してしまいました。
そしてグリーンカレーです。辛さはマイルドですが、ご飯がすすみます。
こちらは、豚肉を揚げたものです。こちらも美味しく完食です。
こちらは野菜類。奥は辛味噌のようなものをきゅうりとキャベツにつけていただきます。手前側はポテトサラダのようなものでした。
食後の最初はフルーツです。
そしてシメは、マカロンとアイスクリームとコーヒーです。
初めてのファーストクラス機内食、ゆっくりと味わっていただきました。
機内食の後は映画を見て過ごす
今回は昼便になりますので、寝ることなく映画を見て過ごします。
機内エンターテイメントは、機材こそ古いものの、最新の映画等も入っています。
今回は話題の映画ですが、まだ見ていなかった「ボヘミアン・ラプソディー」を観ます。
モニターが小さいのがネックですが、映画自体は楽しくみることができました。
バンコク到着が近づく
搭乗便は順調に飛行を続け、間もなくベトナム上空に差し掛かろうとしています。
着陸態勢に入る前には、チーフパーサー以下客室乗務員の皆さんがファーストクラスの各席を回り、挨拶をしてくれます.
搭乗便は高度を下げ、バンコク・スワンナプーム空港へ間もなく着陸予定です。機内アナウンスによると現地の気温は36度とのこと。出発日の東京の気温が一桁でしたので、30度近い気温差になります。
ほぼ定刻通りにバンコク・スワンナプーム空港に到着です。搭乗ゲートに向かう前機もボーイング747−400ですね。
搭乗機はC9スポットに到着です。ブリッジが機体に近づいてくるのが良く見えます。
人生初の約7時間のファーストクラス搭乗が間もなく終了します。
ここから降機し、入国審査・手荷物受取の後、バンコク市内のホテルに向かいますが、到着後の驚きの好待遇については、次回お知らせします。
続きはこちら!
タイ国際航空ファーストクラスでスワンナプーム空港到着!超絶優遇によりあっという間に入国手続き完了!