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レオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」を見学!ミラノ観光のハイライトは事前予約必須。予約方法の詳細も解説!

ミラノ観光で欠かせないレオナルド・ダ・ヴィンチ作の「最後の晩餐」

「最後の晩餐」はレオナルド・ダ・ヴィンチによる壁画で、イタリア・ミラノの「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」に描かれています。

トム・ハンクス主演の映画「ダ・ヴィンチ・コード」の中でも大きく取り上げられていたので、ご存じの方も多いのではないでしょうか?

 

今回、ミラノに行ったのは、この「最後の晩餐」を見るためといっても過言ではありません。

「最後の晩餐」とは

以下はWilipediaからの「最後の晩餐」に関する抜粋です。

『最後の晩餐』(さいごのばんさん、英: The Last Supper伊: L’Ultima Cena)は、レオナルド・ダ・ヴィンチが、彼のパトロンであったルドヴィーコ・スフォルツァ公の要望で描いた絵画である。これは、キリスト教の聖書に登場するイエス・キリストの最後の晩餐の情景を描いている。ヨハネによる福音書13章21節より、12弟子の中の一人が私を裏切る、とキリストが予言した時の情景である。

絵は、ミラノにあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の食堂の壁画として描かれたもので、420 x 910 cm の巨大なものである。レオナルドは1495年から制作に取りかかり、1498年に完成している。ほとんどの作品が未完とも言われるレオナルドの絵画の中で、数少ない完成した作品の一つであるが、最も損傷が激しい絵画としても知られている。また、遅筆で有名なレオナルドが、3年という彼にしては速いペースで仕上げた。「レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院」として、世界遺産に登録されている。

レオナルドは、遠近法、明暗法、解剖学の科学を駆使し、それまでとはまったく違った新しい芸術を生み出した。

およそ500年前に描かれた絵ということになります。

実は私自身、勉強不足だったため、「最後の晩餐」は普通にキャンバスに描かれた絵だと思っていましたので、現地でそのスケールの大きさに圧倒されました。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の場所と行き方

場所は下の地図にあるように、ドゥオーモなどのあるミラノ中心部からは少しだけ離れたところにあります。

地下鉄で行くならば、最寄駅は、地下鉄2号線(緑色)のカドルナ(CADORNA)駅になります。地下鉄のドゥオーモ(DUOMO)駅からは3つめになります。最寄駅からはさらに歩いて10分強かかります。

余談ですが、途中珍しく曲がり角を間違え迷ってしまいました。地図等でこまめに確認することをお忘れなく。

「最後の晩餐」の見学には予約が必須

「最後の晩餐」はドゥオーモと並びミラノの観光名所であるため、事前予約が必須です。というか予約がないとそもそも見学できません。

今回は、前もって予定が決まっていたため、希望の日時で予約をすることができました。

「最後の晩餐」の予約方法

公式サイトから予約をすることができます。

参考
VIVATICKETwww.vivaticket.it

公式サイトから、「CENACOLO VINCIANO(最後の晩餐)」を検索します。

最後の晩餐のチケット予約画面にジャンプします。

「CENACOLO VINCIANO(最後の晩餐)」の「BUY」をクリックします。AUDIOGUIDEは現地でも借りることは可能ですので、まずはチケットを確保しましょう。

チケット販売は、大体2-3ヶ月先の分までが順次販売されているようで、9月中旬の段階で11月末までのチケットが販売されています。

しかし、以下をご覧の通り、2か月先の11月分はすでに空きがありません

公式サイトでチケット予約をするためには、少なくとも3カ月程度前までには訪問日を決めておく必要があります。

ちなみに公式サイトでのチケット代は、1人12ユーロになります。

公式サイト以外でのチケット予約

運悪く希望日のチケットが売り切れの場合は、他の方法でチケットを確保する必要があります。チケット代理店を活用すれば、多少割高ですがチケット確保できる可能性は高まりますので、せっかくミラノまで行くのですから、高くともチケットを確保しましょう。

おすすめは、「VELTRA」という会社で、海外旅行の現地オプショナルツアーを専門に扱う会社になります。日本語対応もでき、かつスマホアプリもあるので、非常に使い勝手が良いです。

2018年のイタリア旅行の際には、直前まで旅行日程が確定しなかったため、VELTRAにて各種チケットを手配してもらいました。ほぼ希望通りの日程でチケットが確保でき、非常に助かりました。

「最後の晩餐」見学当日の流れ

チケットを無事確保したら、当日現地を訪れるのみです。
地図を参考に、現地の「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」を目指しましょう。

こちらの壁にそって進み、右に曲がると協会正面です。

チケットは見学20分前までに交換が必要

事前に確保しているバウチャー(予約確認書)を当日、チケットと引き換えることが必要です。協会横にあるベージュ色の建物にて、チケットと交換します。20分前までに交換しないとキャンセル扱いになるようですので、時間に余裕をもって着くようにしましょう。

注意

見学までの時間を待っている間は協会前で待つことになりますが、いろいろな団体がいて、寄付やら署名やらをしつこく勧誘してきますので、言葉がわからないふりとして相手にしないことをおすすめします。

時間になると、いよいよ見学がスタートすることになります。
「最後の晩餐」の見学は、1グループ当たり30人、時間は15分間と決められており、このようなガラス戸の前で、前のグループの見学が終わるのを待つことになります。

待っている間には協会の中庭がこのように眺められます。

いよいよ中に入ると、「最後の晩餐」にお目にかかれます。
有名な「最後の晩餐」が壁面に描かれています。

ちょっと引いてみるとこのような感じです。

さらに引いてみると、こうなります。
巨大な絵ということがお分かりになりますでしょうか。

もともとは食堂や厨房として使われていた部屋だったようで、湿気などのためにだいぶ壁画が傷んでいたそうです。

ちなみに部屋の反対側にも壁画が描かれています。

寄ってみるとこのような絵です。

見学時間は15分ありますが、見るべきものは「最後の晩餐」だけなので、早い人は数分で出ていき、10分もすると部屋の中はガラガラ状態ですので、自撮りなど写真が撮り放題になります。行かれる方は時間ギリギリまでゆっくりと残ることをおすすめします。

「最後の晩餐」を見学した感想

冒頭にも書きましたが、自分自身は「最後の晩餐」をキャンバスに描かれた絵だと思っていて、まさかこんな巨大な壁画になっているとは思いませんでした。

最初は、自分の知っている「最後の晩餐」と目の前にある「最後の晩餐」があまりのスケールの違いに戸惑い、うまく頭の整理ができませんでしたが、徐々に落ち着いて壁画を見ることができました。

やはり、テレビや映画の中で見る画像としての情報ではなく、実際に自分の目で見ることの大切さ、素晴らしさを実感しました。まさに「百聞は一見にしかず」の経験でした。

この有名な絵を見れたことは非常に貴重な体験でした。ミラノに行く機会があれば、何としてでもチケットを確保して、見に行かれることをおすすめします。