いよいよ改修工事に着手の模様
出典;読売オンライン
10月中旬に新塗装姿を見せた次期政府専用機のボーイング777-300ERですが、その後、スイス・バーゼルでの改修工事に向かったようで、いよいよ改修工事がスタートする模様です。
ジェットアビエーションのプレスリリース
以下のような記事が出ていました。
明確に日本の政府専用機とは示していませんが、これまでの情報を総合すると、日本政府専用機であることは間違いないでしょうね。
ジェットアビエーション、BBJ 777-300ERの改修着手を発表 政府専用機か
ジェットアビエーションは2016年11月1日(火)、777-300ERのビジネスジェット改修を受託している2機のうち1機を受領したと発表しました。顧客はアジア地域の政府としており、すでに伝えられている通り、日本の新たな政府専用機のことを指しているとみられます。この機体は10月中旬にジェットアビエーションのバーゼルの施設に到着しました。
ジェットアビエーションは、BBJ 777 VVIPの改修はこれが初めてです。この777-300ERは客室が338平方メートル、航続距離は17,075キロメートルです。
ボーイング・ビジネスジェットは、ジェットアビエーションの品質はボーイングのそれに匹敵するものとし、ワイドボディ機でこれまで同社の美しいデザインと職人技の融合は実証されており、最先端で優れたワイドボディを提供しているとコメントしています。
なお、政府専用機の2機目となる777-300ERは製造が進められており、今後はボーイング・ビジネスジェットの「N511BJ」として登録され、客室改修が行われる予定です。
ニュースURL:
Jet Aviation – Jet Aviation and Boeing Business Jets announce arrival of BBJ 777-300ER for completion in Basel
内装はどのようになるのか?
これから内装工事がスタートしますが、就航は2019年となり、2年以上の時間があります。2機を同じ仕様にするとしても、1機あたり約1年。かなりの時間がかかるんですね。
果たして内装がどのようになるのか気になるところです。ちなみに現在の政府専用機の内装等は、一部のWebで見ることができます。
多くの写真が載っているのはこちらのページです。
→ http://www.fushou-miyajima.com/gekisya/080523_01.html
就航からだいぶ時間が経過しているので、古めかしさはやむを得ないですかね。新しい政府専用機は、現行の旅客機のように最新の設備が整えられるのでしょう。恐らく、就航前にはメディア向けに一部が公開されるのではないかと思いますので、それまで楽しみにしていたいと思います。
現行の政府専用機の運航予定について
政府専用機の運航予定については、主だった予定が、防衛省のお知らせページに掲載されます。直近だとこのようなお知らせがありました。
政府専用機の運航について
平成28年9月2日
防衛省
内閣総理大臣のG20杭州サミット及びASEAN関連首脳会議出席に当たり、平成28年9月4日(日)から9月8日(木)までの間、政府専用機の運航を実施します。
(参考)
政府専用機運航日程(日本時間による)
9.4(日) 東京国際空港 発 → 中華人民共和国(杭州) 着
9.6(火) 中華人民共和国(杭州) 発 → ラオス(ビエンチャン) 着
9.8(木) ラオス(ビエンチャン) 発 → 東京国際空港 着
気になる方は、定期的に以下のページをチェックしてみて下さい。