今回、幸運にも貯めたANAマイルで発券したスターアライアンス特典航空券にてファーストクラスで世界1周をすることになりました。タイ・バンコクを最初の目的地として、ミュンヘン・ウィーン・ブダペスト、そしてニューヨークを巡ります。タイ国際航空、ルフトハンザ航空、ANAと計4回のファーストクラスにも搭乗しました。
世界1周記については、下のボタンをクリックしてご覧下さい。
バンコクは10数年ぶりの2度目の訪問
バンコクは今回で2回目ですが、前回の出張時は全く時間がなく、観光名所を1つも回れませんでした。
今回もバンコクではあまり時間はありませんが、3大寺院だけは周りたいと思っていました。
バンコクの3大寺院
バンコク3大寺院とはバンコクにある仏教寺院のうち、特に人気のある3つの寺院を指します。
3大寺院を構成するのは、
- ワット・プラケオ
- ワット・ポー
- ワット・アルン
の3つの寺院になります。
バンコク3大寺院の位置
これらのバンコク3大寺院は、下の地図をみていだくとわかるように、多くの人が宿泊しているスクンヴィット地区からは少し離れた場所になります。
しかし3つの寺院が隣接しているため、一気に見て回ることが可能です。
最も効率良く回る方法は、
- 水上バスを降りて、ワット・プラケオ見学
- ワット・・プラケオからワット・ポーへ徒歩で移動して見学
- 渡し船で対岸で渡り、ワット・アルンを見学
という方法になります。
Googleマップも載せますので、ご自身で拡大・縮小するなどしてイメージしてみて下さい。
スクンヴィット地区からバンコク3大寺院への行き方
スクンヴィット地区から行く場合には、
- タクシーで現地まで直接行く
- MRT終点のホアランポンまで行き、タクシーで向かう
- BRTでサパーン・タクシン駅まで行き、水上バスで向かう
という3つの方法があります。
3大寺院の近くにはMRTやBTSの最寄り駅がないため、駅からはタクシーやトゥクトゥクで移動することが必要です。
タクシーやトゥクトゥクはタイ語が話せない人、特に観光客には対しては料金をふっかけるので、もし乗る場合には事前に交渉が必要です。
一方、BRT+水上バスを利用すれば、渋滞の心配もなく、交通費も500円程で往復できます。
今回はバンコクらしさを体験するためにも、3つ目のBTS+水上バスの方法を取ることにしました。
バンコク3大寺院観光へ出発
今回のバンコク3大寺院巡りのルート
今回は、ザ・ウェスティングランデ・スクンヴィットの最寄り駅のBTSアソーク駅からサイアム駅まで行き、同じBTSのサイアム線に乗り換えてサパーンタクシン駅まで行き、そこから水上バスにて3大寺院へ行きます。
帰りは行きと逆のルートで戻ってくることになります。
そしてこちらは水上バスの路線図です。
BTSサパーンタクシン駅を降り、「サパーン船着き場」から「ター・チャン船着き場」まで行きます。
ワット・プラケオ、ワット・ポーを見学したあとは、「ター・チャン船着き場」から渡し船で対岸の「ワット・アルン船着き場」へ行き、ワット・アルン見学後は、「ワット・アルン船着き場」から「サパーン船着き場」へ戻ります。
ホテルを出発し、BTSサパーン・タクシン駅へ
ホテルのエントランスを右へ出て、スクンヴィット通りに出ると、BTSアソーク駅への階段があります。
アソーク駅ではBTSのチケットを購入します。駅には券売機がありますが、硬貨しか使えないのでご注意を!
硬貨がない場合は有人カウンターでチケットを購入します。行き先を「サパーン・タクシン」とだけ言えば大丈夫です。サパーン・タクシン駅までは45バーツ(約160円)です。
チケットは、このようなカードになっています。
アソーク駅からBTSに乗ります。ホームは日本の電車と同じような感じですね。
5駅目のサイアム駅にてBTSシーロム線に乗り換えす。ホームに降りると、人の流れが出来ていますので、その流れに従って進みます。
行き先は、「③Bang Wa」方面なので、その表示に従ってエスカレータを降りて進みます。
BTSシーロム線に乗り換えます。最初は混んでいましたが、途中からはご覧のようにガラガラでした。
サパーン・タクシン駅に到着です。
水上バスでワット・プラケオへ
サパーン・タクシン駅の改札を出たら、水上バスの船着き場を目指します。改札出るとこのようなボードがありますので、そちらに従っていくと、2番出口があります。
改札を出て真っ直ぐに進むと、このような表示が見えます。左の方へ進むと船着き場となり、チケット売り場があります。
実はこの船着き場には2つの水上バス会社が乗り入れています。
- チャオプラヤー・ツーリスト・ボート →主に観光客向けで値段は少し高め
- チャオプラヤー・エキスプレス・ボート →主に地元の人向けで値段は安め
チケット売り場に着くと、最初に声を掛けてくるのは、青い制服を来た観光客向けの「チャオプラヤー・ツーリスト・ボート」の人たちです。こちらで良ければチケットを購入して下さい。
今回はローカル色を味わいたいと思っていたので、「チャオプラヤー・エキスプレス」を利用することにしました。チケット売り場を奥に進むと、こんようなデスクがありますので、こちらでチケットを購入します。行きたい場所(今回は「ワット・プラケオ」)だけを言えば、チケットを買うことできます。そのまま列に並ぶように案内してもらえます。
チケットはこのような切手大の薄い紙になります。乗船時もしくは乗船後に検札があるのでなくさないようにして下さい。目的の船が到着すると案内されて乗り込みます。
しばらくは船に揺られて、チャオプラヤー川を進みます。
目的の「ター・チャン船着き場」に到着です。
船を降りると、マーケットの中を進み、さらに外に出て進みます。
道路まで来ると、もう目の前がワット・プラケオ(白い壁)になります。入リ口は奥の方になるので、そのまま道路に沿って直進します。(この通りを右に曲がっていくとワット・ポーの方向なので、ワット・プラケオ見学終了後はここまで戻ってきてから右方向に進むことになります。)
しばらく進むと入り口になります。ただし入場のために列が続いている可能性がありますので、最後尾を探すことが必要です。
入り口には衛兵も立っています。
ワット・プラケオ(王宮)
ワット・プラケオとは?
タイで最高の地位と格式を誇る仏教寺院である「ワットプラケオ」は、王室の守護寺でもある由緒正しき寺院です。バンコク観光の最大の目玉スポットとも言われています。
その格式も去ることながら、広大に広がる敷地にある仏塔には仏舎利(仏陀の遺骨)が収められており、タイ全土から仏教徒である人々が訪れています。
ワット・プラケオは、“王宮”と呼んだり、“グランドパレス”と呼んだりしますが、タイ語では「ワット・プラケオ」、「プララーチャワン」と呼ばれています。
ラーマ1世が2世紀前(1782年)ラタナコシン王朝を始める際、国王が住む「王宮」と国家の行事をする、お寺である「ワット」を同じ場所に作ったためにいろいろな呼び名があるそうです。ただし現在の国王様様ラーマ9世はここではなく「チットラダー離宮」に住んでいるとのことです。
ワット・プラケオに入場
入場すると左手には建物が見えます。チケット売り場は入り口をさらに真っ直ぐ進んだところになります。
チケット売り場にてチケットを購入します。チケットは500バーツ。クレジットカードも使えます。チケットを買ったら、そのままエントランスに向かって進みます。
エントランスから入場します。
エントランスを入ると、無料のガイドブックが置いてあります。日本語版もあり、場内マップと建物の説明も書いてありますので、是非入手しておきましょう。
場内に入るときらびやかな建物が点在しています。
屋根や柱などの装飾もとても凝っています。
そしてこちらはワット・プラケオの本殿。靴を脱いで中に入ることができます。ただし内部の撮影は不可です。
周囲には宮殿がいくつか建てられています。
ワット・プラケオからワット・ポーへ移動
続いてはワット・ポーへ移動です。まずは先ほど降りた船着き場の方へ戻ります。
交差点を左に曲がり、王宮を道路に沿って歩きます。約10分ほどかかります。36度の炎天下の中、汗びっしょりです。
交差点の先に見えるこの建物がワット・ポーになります。
ワット・ポー(寝釈迦仏)
ワット・ポーとは?
タイには仏教寺院が多くありますが、その中で「大きな寝てる大仏があるところ」として有名なのが、バンコク三大寺院として有名な『ワットポー』です。
実はワットポーは大寝釈迦仏だけでなく、タイ・古式マッサージの総本山、19世紀タイの知の殿堂、という姿を併せ持っている寺院です。
ワット・ポーの見学
交差点をそのまま直進してくと、左手にワット・ポーの入り口があります。
入り口を入った正面に寝釈迦仏が入っています。こちらの入り口はちょうど仏の足側になります。
左手にチケット売り場がありますので、まずはチケットを!
チケット売り場でチケットを購入します。入場料は50バーツ。タイ人は無料のようですが、外国人は有料です。またチケットにはお水と交換できる券も付いています。(交換する場所がわからなかったので交換せずでした(笑))
チケットを買ってそのまま真っ直ぐ進むと入り口があります。
入り口をはいると、寝釈迦仏の前頭部から足、さらに背面側をぐるっと1周回ることができます。
こちらはお腹あたりの場所からパノラマで撮った写真です。
足側から撮った写真。
足の裏側には細かな螺鈿細工が施されています。
足側から背面を撮った写真。
頭にはイボイボがあり、枕にも同様に細かな螺鈿細工がされています。
ワット・ポーはこの寝釈迦仏をグルっと一周するだけですので、10分ほどで終了です。
敷地の奥の方にはマッサージの学校があり、マッサージも受けられるようですが、時間も限られているので、今回はパスしました。
ワット・アルンへ移動
ワット・ポーの目の前の交差点を川の方向へ進むと、渡し船の船着き場があります。
建物の中に入ります。
料金として、4バーツ(約14円)を払い、渡し船に乗り込みます。
渡し船からワット・アルンが見えてきました。
船着き場を降りて真っ直ぐに進みます。
間もなく左手方向にワット・アルンが見えてきます。
ワット・アルン
ワット・アルンとは?
ワットアルンは黄金に輝くタイ仏教寺院とは一味違った、ヒンドゥー教色の強いお寺です。三島由紀夫の小説の舞台にもなった“暁の寺”です。
ワット・アルンの見学
見学するにはチケットの購入が必要です。チケットは50バーツとなり、チケット売り場で購入します。
チケットを購入したら正面から入場します。
中央に高さ75メートルの大仏塔があり、その周りに4本の仏塔が立っています。
大仏塔は途中まで外側の階段で登ることができます。
炎天下の中、階段を登るのも結構しんどかったですね。
仏塔に登り周りを見回して、ゆったりと時間を過ごします。
水上バスでサトーン船着き場へ
これにて駆け足で回ったバンコク3大寺院の見学は終了しましたので、ホテルへ戻るべく、水上バスに乗ります。
水上バスのチケットを購入し、水上バスが来るまで日陰で休憩します。
チケットは15バーツ。船が来たので乗り込みます。
船の中は地元の方より、観光客が多かったですね。後ろには先ほどまでいたワット・アルンが見えています。
船着き場に到着し、BTSサパーン・タクシン駅へ。これからBTSでホテルに戻ります。
ホテルを出発してからホテルに戻るまで約5時間でした。
バンコク3大寺院見学にかかった費用
今回のバンコク3大寺院見学にかかった費用(単位;バーツ)をまとめると、
項目 | 交通費 | 入場料 |
BTS(行き) | 45 | |
水上バス(行き) | 20 | |
渡し船 | 4 | |
水上バス(帰り) | 15 | |
BTS(帰り) | 45 | |
ワット・プラケオ | 500 | |
ワット・ポー | 50 | |
ワット・アルン | 50 | |
合計 | 129 | 600 |
となります。
日本円(1バーツ=約3.5円)にすると、交通費は約450円、入場料は2,100円ということになります。
やはりこういった交通手段だと費用も安く、タイらしい雰囲気が感じられていいですね。
バンコク3大寺院見学の感想
2回目のバンコク訪問にてやっとタイらしい観光ができました。
黄金に光る建物や寝釈迦仏像など貴重なものが見れてよかったです。
また電車と水上バスを利用したことによって、バンコクの人々の生活を垣間見れたようで、貴重な経験でした。ついでに交通費も安くすみましたし。
今回はアクティブに自分の足で動きましたが、オプショナルツアー等で観光したいという方は、現地オプショナルツアーのみを利用して観光する方法があります。
興味があればこういったサイトでお好みの観光ツアーを探してみてはいかがでしょうか?
後日談
2019年4月初旬に、日本テレビのお昼の情報番組「ヒルナンデス!」の特別ロケ企画にて、チョコレートプラネットの2人が「LCCで行く格安20万円の世界一周ツアー!!」に参加していました。
その最初の訪問地が、何と私のファーストクラス世界1周と同じバンコクでした。
そのテレビの中で紹介されていたのが、「ワット・パクナム」という寺院でした。
エメラルドに輝く仏塔と天井画が美しいと評判のようです。
バンコク3大寺院にプラスしたツアーもあるようなので、もう少し下調べしておくべきだったと少し後悔しています。
ちょっとだけ足を伸ばせば訪問できる距離でした。
これからバンコク行かれる方はモレのないように・・・・
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