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ステータス修行の全て!ANAプレミアムメンバーのブロンズとプラチナの差は大きい!何としても一気にプラチナを目指すべき理由!

ANAプレミアムメンバー(上級会員制度)の概要

ANAのマイレージクラブ会員(AMC)には、毎年の搭乗実績により設定される上級会員制度があります。上級会員ってなんか良い響きですよね。ANAでは、上級会員のことを、ANAプレミアムメンバーと呼び、上級会員としての各種優遇が受けられます。ANAのラウンジが利用できたり、優先搭乗が出来たり、荷物受取では赤いタグが付いた荷物が真っ先に出てきたりという場面を目にしたことがあるのではないでしょうか?

上級会員ってどうやったらなれるの?
あの人たちって何者?

その答えを含めて書いてみました。
ANAプレミアムメンバーのステータスは、

  • ブロンズ
  • プラチナ
  • ダイヤモンド

の3区分になり、ブロンズ→プラチナ→ダイヤモンドの順で、達成難易度が高くなり、その分、各種優遇が厚くなります。

ANAプレミアムメンバーになるためには

では、プレミアムメンバーになるにはどうすればいいのでしょうか?
プレミアムメンバーになるためには、当然ながらANA便に乗らなければなりません。
それもきちんと料金を支払って搭乗する必要があります。いわゆる有償航空券による搭乗です。
それって当たり前でしょ?」と思う方が多いかもしれませんが、陸マイラーといわれる人々は、飛行機に乗らずにマイルを貯めて、そのマイルを特典航空券に換えて搭乗している人も多いのです。(そんな私も陸マイラーです(笑))

マイルで獲得した特典航空券では、いくら搭乗してもプレミアムメンバーになることはできないのです。これはANAに限らず、世界中のどこの航空会社でも基本的に同じです。ちゃんとお金を払ってたくさん搭乗してくれるお客を優遇して、他社に流れないようにする「囲い込み」の施策だからなのです。

プレミアムポイント

プレミアムメンバーのステータスを決定するために使うポイントのことを、「プレミアムポイント」(略称;PP)と呼びます。このプレミアムポイントは、以下の図のように、

区間基本マイレージ」×「予約クラス/運賃種別」×「路線倍率」×「搭乗ポイント

により計算されます。

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わかりやすく言えば、「上位クラス」(ビジネスクラスやプレミアムクラス)で、「長い距離」を、「より高い運賃」(割引の少ない料金)で乗るほど、獲得できるプレミアムポイントが多くなるということです。

このプレミアムポイントは、フライトにより貯まるマイルとは全く別のものです。

ステータスを決定するためだけに存在するポイントで、マイルと違って、何かに交換することもできません。さらに1年でゼロリセットされます。

詳細については、こちらのページをご覧下さい。

搭乗クラスや、運賃種別により獲得できるプレミアムポイントが変動することになりますが、簡単にシミュレーションできるように、ANAでは、「フライトマイル・プレミアムポイントシミュレーション」のページを準備しています。 → ANA SKY WEB : ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーション

例えば、羽田・那覇間で普通席に正規料金で搭乗した場合、上記のシミュレーションを使うと、合計で、2,368ポイント獲得できます。f:id:anamileagesfc:20161101142143j:plain

ステータス獲得のためのポイント数

ステータスを獲得するためには、1年間で必要なプレミアムポイント数があります。
下図のように、

  • ブロンズ;    30,000ポイント
  • プラチナ;    50,000ポイント
  • ダイヤモンド; 100,000ポイント

が必要になります。

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これらのポイント総数を1年(1月~12月)の間に達成することにより、翌年4月からの1年間、ステータス別のサービスを受けることができるのです(プレミアムポイントは1年ごとにリセットされるため、翌年もステータスを継続するには、同じように搭乗し続けることが必要です。)。そのため、毎年、このステータスを維持するためだけに飛行機に乗ることを「ステータス修行」と言います。

各ステータス別のサービス詳細は、こちらをご覧下さい。

先ほどの東京・那覇間の普通席の例でみると、片道2,368ポイントなので、

  • ブロンズ   13回搭乗(7往復)
  • プラチナ   22回搭乗(11往復)
  • ダイヤモンド 43回搭乗(22往復)

が必要になります。(端数は切り上げています。)

この同じ羽田・那覇間を上級クラスであるプレミアムクラスを使うと、片道3,352ポイント獲得できます。
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この場合だと、それぞれのステータス獲得までの搭乗回数は、

  • ブロンズ   9回搭乗(5往復)
  • プラチナ   15回搭乗(8往復)
  • ダイヤモンド 30回搭乗(15往復)

となり、普通席に乗るよりも大幅に回数を減らすことができ、結果的には総費用を削減することも可能になります。 もちろん、国内線だけではなく、ANAまたはスターアライアンス加盟会社の国際線でもポイントが付きますので、海外旅行や出張でもポイントを獲得することができます。(ただし航空券の種類によっては、加算率が低かったりする場合があるので、注意が必要です。

ブロンズとプラチナの大きな差

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ご覧いただいたように、より多頻度で搭乗する人をより優遇しようというのが上級会員制度です。紹介したプレミアムメンバーの3つのステータスですが、同じプレミアムメンバーではありますが、その優遇内容には大きな差があります。それぞれの細かな点は以下のページをご覧下さい。

ここでは、ブロンズとプラチナの差についてのみ取り上げたいと思います。各種優遇の中で、ブロンズとプラチナの差があり、そのメリットが大きいものに赤印を付けました。

<空の旅をゆったりと>

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<ご予約を優先して>

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<手続きをスマートに>

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<充実の特典を>

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これらのメリットについては、自分自身がスーパーフライヤーズカード(SFC)*プラチナと同等 を取得して、勝手にランキングした記事がありますので、こちらをご覧ください。

一気にプラチナを目指すべき理由

このようにプラチナとブロンズは、同じ上級会員でも、優遇に大きな差が存在します。わずか20,000PPですが、その差は数字以上に大きいです。もし30,000PPを獲得して、ブロンズステータスを獲得したなら、そこで安心せずに、何としてでもあと20,000PPを上乗せして、プラチナステータスを獲得することを強くオススメします。
プラチナを目指すべき大きな理由は2つあります。

スターアライアンスゴールドメンバー

ANAはスターアライアンスという航空連盟に加盟しています。プラチナステータスを取得すると、「スターアライアンスゴールドメンバー」として、ANAのみならず、スターアライアンス加盟各社を利用する際にも、上級会員として優遇されます。海外へ旅行した際に、スターアライアンスのラウンジが利用できたり、優先搭乗、手荷物の優先取扱いなど、とってもメリットがあります。
 一方、ブロンズステータスは、残念ながら「スターアライアンスシルバー」となり、かなり劣る優遇です。というか優遇がほとんど無いといっても過言ではないでしょう。特に海外旅行に行く方は、「スターアライアンスゴールドメンバー」のメリットは計り知れないと思います。ちなみに海外航空会社では、スターアライアンスゴールドメンバーを取得するのは非常に難しいところもあります。
例えば、ルフトハンザ航空などは、「ビジネスクラス利用者」スターアライアンスゴールドメンバー」という位置づけなので、利用できるラウンジなどが違ったりします。

スーパーフライヤーズカードの取得

上記のプラチナステータスは、毎年プレミアムポイントを獲得し続けないとステータスを継続できません。 それって出張族でないと極めて難しいですよね。
しかし、プラチナステータスを取得した後は、プラチナステータスを持っている間に、「スーパーフライヤーズカード(SFC)」というクレジットカードを申し込むことができます。

こちらがカード券面の例です。

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すでにANAカードをお持ちの方は、見慣れた券面かと思いますが、上部に「SUPER FLYERS」の文字と、右上に、「スターアライアンスゴールド」のマークがあります。これがあるのと無いのでは、大きな違いなのです。このカードは、プラチナ同等の上級会員の優遇を、カードを持っている限り継続できます。(今後の改悪がなければですが)
このSFCのメリットは、

  • カードを継続している限り、スターアライアンスゴールド会員の優遇が受けられる。
  • 家族カードに加入すれば、家族も同様にスターアライアンスゴールド会員の優遇が受けられる

という実はとんでもない大きなメリットがあるのです。
逆に言えば、一度頑張ってプラチナステータスを取得してしまえば、一生優遇が受けられるカードが作れるということなのです。詳しいカードの特典等については、こちらをご覧下さい。

このSFCを取得するために、プラチナステータス獲得を目指してANA便に乗り続けることを「SFC修行」と呼んでおり、この修行をする人を「修行僧」と呼んだりしています。ちなみにJALにも同様の制度があり、上級会員になると入会できる「JAL Global Club(通称;JGC)」というクレジットカードがあります。このカードを取得するための修行は「JGC修業」と呼ばれています。

自分自身は、2013年にSFC修行のような出張にて、プラチナステータスを獲得し、SFCを取得しました。その時の様子はこちらです。

実はそれより前にブロンズステータスを獲得したこともあったのですが、プラチナを頑張って目指すということは考えてもみませんでした。 それは、プラチナとブロンズの間にこれほどまでの差があることをよく知らなかったからです。もしその時に知っていれば、無理してプラチナを取りにいっていたと思います。

現在、にほんブログ村のマイレージカテゴリーには、このSFC修業をしている人、来年計画している人がブログにその様子や予定を書いています。是非、SFC修行の経過状況等を確認してください。
→ にほんブログ村 マイレージ

ダイヤモンドステータスは別格

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プラチナステータスのさらに上に、最上級ステータスであるダイヤモンドがあります。さすがに最上級ステータスだけあり、プラチナよりさらに優遇があります。マイレージの加算しかり、各種特典しかり。でも、個人的に一番羨ましいのは、ANA SUITE LOUNGEというANA LOUNGEの上級版を利用できることでしょうか?
当然ながらまだ入ったことはないのですが、他のブログで見て、うらやましいと思っています(笑)→2017年の家族旅行時に妻がファーストクラス搭乗したので、同行者として入りましたよ!

ダイヤモンドステータスを目指して、「ダイヤ修行」をしている方もいます。こういったステータスを維持するために飛行機に乗ることは「ステータス修行」と呼ばれています。
ANAではなく、JALになりますが、ジャニーズの風間俊介さんは、ダイヤモンド会員を維持するためにこの「ステータス修行」を行っていると一部で噂になっています。どうやらすでにANAはステータス(SFC)持ちで、JALのステータス(JGC)を取得中とのこと。

自分にはダイヤ修行はもうできないですが、自分が修行しているつもりで、ステータス修行をしている方のブログを楽しく読ませてもらっています。逆に最初からダイヤモンドステータスを取得しようと思ったら大変ですが、プラチナステータスを取得した勢いで、そのままダイヤモンドを目指すというのはアリですね。

少しでも負担を少なくプラチナ(SFC)を取得するために

出張等ではなく、自費でプラチナステータスを取得しようとすると、そのための費用は相当な額になります。大体40-50万円の費用がかかります。そのため、費用を少しでも安くするために、株主優待券を利用したり、早割を利用したりと様々な方法を取ります。
いかに安くプラチナを取得するかの指標として、「PP単価」という言葉がよく使われます。1PP(プレミアムポイント)を取得するために何円かかるかという指標です。1PPが10円を切ると、非常に効率的と言われます。中には6円とか7円という超効率的なルートを見つける方もいます。
それでも、50,000PP貯めるためには30-35万円ぐらいはかかってしまいますよね。これを限りなく0に近づける方法があります。
それは陸マイラー活動によりマイルを貯め、マイルをスカイコインに換えて航空券を購入するという方法です。
以下の表は、ANAマイルをスカイコインに換える場合の表です。ANAゴールドカードを持っていれば、最大1.6倍の交換率になります。
f:id:anamileagesfc:20161101172057j:plain仮に30万マイルを貯めれば、48万円分に交換することができます。48万円あれば、少し工夫することで、自腹を切ることがなく、プラチナステータス、そしてSFCを取得することが可能です。
でも、30万マイル貯めるのなんてムリ!
という声も聞こえてきそうですが、無理ではありません。しかし、こちらの方法を参考にしていただければ、1年で30万マイル貯めることも可能です。

是非ご覧いただき、実践して下さい!
そして、プラチナ(SFC)を取得して、プレミアムメンバーとしての優遇をエンジョイしましょう。

繰り返しになりますが、SFCを取得すれば、上級会員としての優遇をずっと受けられますので。(改悪が無いことを切に願うばかりです(笑))