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ANAビジネスクラス特典航空券を空席待ちから確保する裏技

ANA国際線の特典航空券は、時期や行き先、そして利用人数によっては、非常に取るのが難しいです。

特にビジネスクラスは、席自体も少ないので、エコノミークラスと比較すればさらに何度は上がります。本当は、春休みや夏休み、年末年始などを外して、閑散期に旅行すれば良いのですが、家族旅行となると、どうしても子供の学校が休みの時しか海外旅行には行けません。。。

確実に特典航空券を取るためには、予約開始の355日前に予約完了することが望ましいのですが、「必要マイルが足りない」、「急きょ旅行に行くことにした」などの事情があるとなかなか難しいですね。

すでに空席待ちになっているANA特典航空券を少しでも高い確率で確保する方法を、体験談も交えてお伝えします。

空席待ちの表示がおかしい?

以前、ANA国際線特典航空券の空席待ちで表示がおかしいかも?ということを書きました。

ANA国際線 特典航空券の空席待ちをしているのにかかわらず、WEBで1名分として検索すると「空席あり」と表示されたのでした。

ANAのスーパーフライヤーズデスクに問い合わせしてみた

再度、ANAのデスクに問い合わせをしたところ、以下の回答(要約)がありました。

3名の空席待ちが1つの予約番号の場合は、3名分の空席が用意できた場合にのみ連絡する。予約番号ごとに空席待ちを管理しているため、先に、3名分の空席待ちをしていても、空席待ちが1席のみ用意できた場合は3名分揃っての用意でないため、後から申し込みの1名分に空席待ちご用意できた旨の連絡をする。

要するに、1つの予約番号で空席待ちしている場合は、空席数がきっちり揃わないとダメ ということです。
これってかなりの驚きでした。となると、人数が多い空席待ちの場合は、ほぼ絶望的な気がします。少なくとも、前回のパリの際は、1席ずつ空席待ちの連絡が来ていたので、システム変更に伴い、運用が変わったんでしょうね。

特典航空券空席待ちの対策方法

文句を言っても仕方がないので、その前提での対策です。

  • 空席待ちとならないように、予約開始時点ですぐに席を押さえる。(これがやはりベストな方法ですね)
  • 2名以上で空席待ちをする場合は、できるだけ分けて予約する。(望ましいのは、1名×人数分の予約番号に分ける)
  • ただし、プレミアムメンバーのステータスをもっている場合は、ステータスを活かすように予約を分ける。

例として、家族4名で空席待ちする場合、望ましいのは、1席×4本で予約を分けることですが、4名ともプレミアムメンバーのステータスをもっていることは稀かと思います。夫婦がそれぞれSFCメンバーであれば、「パパ+子供」と「ママ+子供」の2組に分けて予約するのがベストです。

こうすることで、2名までの空席が出た場合には、連絡が来ることになります。
ステータスをもっていない方も、この方法を応用して、1名ずつの予約を人数分行えば期待薄だった空席待ちのチャンスが大きくなるかも。

予約を分けることによる弊害も

この方法で万能のような気もしますが、実は落とし穴があります。さらにANAのデスクに確認したところ、以下の事実がわかりました。

  • 1名ずつ予約をした場合、SFC会員以外の予約は、一般枠としての扱いになる。
  • 家族がSFC等の上級会員のステータスを持っていても、マイル提供者が本人でない場合は一般枠としての扱いになる。

わかりにくいので、実例をあげて説明します。

<田中家の場合>

田中さん(仮称)の家族は3名構成(夫、妻、高校生)です。

夫はSFC本会員、妻はSFC家族会員で、ソラチカルートで貯めたANAマイルは、夫のマイルとして貯めています。ソラチカルートで多少は妻のマイルも貯めていますが、そのマイル数は微々たるものです。ファミリーマイル制度を利用して、家族3人分の特典航空券分のマイルは確保できています。

  • 家族3人分を1まとめ(同じ予約番号)として予約した場合には、全員分がSFCとして扱われ、優先的に特典航空券が確保できます。→ただし、3名分の席がまとまって出てこない限り席は確保できません。
  • 家族3人分の予約を2つに分けて(夫・子供、妻)予約した場合、夫と子供の2席分はSFCとして扱われます。しかし、妻はSFC家族会員であるものの、マイルは夫からの提供となるためSFCとしては扱われず、一般枠として扱われます。
  • 家族3人分の予約を3つに分けて(夫、妻、子供)予約した場合は、夫のみがSFCとして、妻・子供はそれぞれ一般枠として扱われます。

つまり、夫のマイルを使う場合、SFCとして優先的に特典航空券を確保するには、3人分の予約をまとめて行うことが必要なのです。
こう考えると、やはり3人分の特典航空券を確保するのは厳しいですね。

対策

空席待ちをしている便に多くの空席待ちの人がいる場合には有効な手段はありませんが、もし空席待ち人数が多くない場合は、以下の手段が有効です。冒頭の体験談でもありましたが、マメに特典航空券の状況をウォッチしていると、1名分で検索すれば、「空席あり」と出てくることがあります。

そうした場合は、ANAデスクに電話をして、1名分は確保して下さい。

つまり、3名分を1つの予約番号で空席待ちしていたものを、2つの予約番号(2名+1名)に分けて、1名分だけ確保してしまうことができます。このことを「スプリット」と呼びます。ANAデスクでの発券となるため、WEBだとかからない「発券手数料(2,160円)」がかかってしまいますが、これは必要経費として割り切って下さい。

これで1名分を確保することができます。後は同じように常に特典航空券の状況をウォッチし、1名分の空きが出たら同様に確保しましょう。

最悪のケースを考えれば、1名(もしくは2名)分の特典航空券しか確保できない可能性もあります。
その時は旅行を延期(特典航空券は1年以内であれば変更可能)するか、確保できない分は有償チケットを購入するか、はたまた旅行を中止してキャンセル(キャンセルは3,000マイル必要)してしまいましょう。

その時その時で状況に応じて判断する必要がありますが、手間をかければ、取りにくい特典航空券を確保できる確率も上がります。

是非、手間を惜しまず、せっかく貯めたマイルで楽しい旅行をしましょう。

もし、ANA国際線特典航空券の空席待ちを入れている方、またはこれから空席待ちを入れようと思っている方は、是非参考にして下さい。

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