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ANA国際線特典航空券 乗り継ぎがある場合の予約方法の裏技!

目的地までのルートをどうするか?

海外旅行の計画って楽しいですよね。

  • 目的地をどこにするか?
  • どうやって行くか?
  • どこを見るか?
  • 何を食べるか?

等々、思いはどんどん膨らんでいきます。そもそもツアー旅行を選ぶか、個人手配旅行を選ぶかが最初の大きな選択です。てるみくらぶ破たんで格安ツアー旅行に対する抵抗感もあるかと思います。個人的にはマイルを使った個人手配旅行をオススメします。

個人旅行で行くとなったら、まずは航空券を手配しなければなりません。もちろん、ANAマイラーであれば、国際線特典航空券、それもビジネスクラスを押さえる必要があります。(マイルに余裕があればファーストクラスでも可です)
ANAの場合は、出発の355日前の9:00から特典航空券の予約開始です。
しかし、最終目的地が、ANA直行便の就航都市であれば問題ないですが、乗り継ぎがある場合は少し注意が必要です。
場合によってはANA便を利用せずにスターアライアンス便を乗り継いだ方が時間的にメリットがあることもありますが、我が家は極力ANA便を利用したいので、これから書くような方法を取っています。
*今回は最終目的地までの単純往復の途中に乗り継ぎがある場合を想定しています。途中降機や滞在等が含まれているケースについては、それはそれで複雑なルールがありますので、また別の機会に書きたいと思います。

ちなみに同じANA便であっても就航地やフライトによって、機材が異なります。せっかく特典航空券で行くなら最新機材で行きたいですよね。ビジネスクラスの場合ですが、以下のような記事を書いていますので、参考にして下さい。

目的地がANA直行便の就航都市の場合

特に深く考えることなく、出発の355日前の 9:00に特典航空券の予約を行って下さい。ただし、人気路線だと少し出遅れた瞬間に空席待ちになってしまいますので、9時前からPCやスマホの前に陣取っておきましょう。特に激戦区のホノルル路線などは、数分遅れただけで空席待ちになってしまうようです。
PCの操作法に不安を感じる方は、発券手数料はかかってしまいますが、ANAへ電話するのが良いかかもしれません。手数料数千円をケチったがために希望のフライトが抑えられなかったら目も当てられませんからね。
出遅れてしまい、既に「空席待ち」となってしまった場合は、日程をずらすか、目的地を変更するか、はたまた空席待ちするか、オプションはいろいろと出てくると思います。
もし空席待ちをする場合、ちょっとしたコツ(裏ワザ?)がありますので、こちらをご覧下さい。

特典航空券は355日前の時点でしっかりと確保しておきたいですよね。でないとずっと「まだ取れないかな?」と心配しないといけないですからね。
ただし、我が家の場合は、いつも必要マイル数の関係で予約が出遅れて、いつも空席待ちです。

目的地がANA直行便の就航都市ではなく、乗り継ぎがある場合

ANA便の特典航空券と同様に出発の 355日前から予約開始です。ただし、航空会社によっては、他社特典として席を解放していない場合もあるので、355日前の時点で空席があるかどうかは微妙です。また、提携会社特典航空券の場合は、ANA便も含めて「空席待ち」ができないというルールがあります。ですから、最終目的地までの全ての経路で座席が確保できることが条件となります。これが意外とクセモノなのです(笑)

出発の 355日前の時点で、すべての座席の予約が完了すれば、何の問題もありません。
この後の文章は読んでいただかなくて結構です(笑)

ローマに行くとしたら

夏にローマに行くとした場合の例をみてみましょう。(アリタリア航空だと直行便がありますが、スカイチームですのでここでは対象外とします。)
やはり特典航空券を確保するなら「ビジネスクラス」ということで、ビジネスクラス1名分の特典航空券を取る場合として調べてみました。

事前準備

まずは、「目的地までどのようなルートがあるか」、また「自分がどの経路が好みなのか」、ルートを調べてみることからスタートです。そのためには、ANA SKY WEBの「国際線航空券」のページから、経路を検索します。(あくまでもルート検索が目的ですので、有償航空券のページから検索します。)

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こちらを見ると、ANA便を利用する場合は、ミュンヘン・フランクフルト・ブリュッセル便が対象になりそうです。ただ、ブリュッセル便は成田発着なので、羽田利用の場合は、ミュンヘン・フランクフルトに限られてしまいます。深夜便か良いか、昼間便が良いかなどを考えた上で、希望するフライトを決めます。
今回は、上の図に赤枠を付けたフライトを希望便としてみました。
ちなみに運賃を見てみると、ビジネスクラスの一番安い運賃で 70万円弱、高い運賃だと 145万円弱となります。

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ビジネスクラス特典航空券の必要マイル数が 95,000マイルなので、マイル単価を算出してみると、7.1円~15.1円となり、非常に効率の良いマイルの使い方といえると思います。

特典航空券の状況

では、実際にこのフライトが特典航空券として確保できるかを見てみました。
実際に検索してみたのが、下の表です。
往路については、羽田・フランクフルト便が出てきません。これは羽田・フランクフルト便がすでに空席待ちだからだと想像されます。
また復路については、希望のフライトは出てきますが、ミュンヘン・羽田便は、エコノミークラスと表示されています。こちらも該当便のビジネスクラスが空席待ちのためと想像されます。

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このように、乗り継ぎ便がある場合は、空席待ちができないために、残念ながら希望のフライトの予約ができません。
提携会社特典航空券の場合は、空席待ちができないため、すぐに特典航空券を確保するには、経由地や航空会社は、「空席あり」というところからしか選ぶことはできません。そのため、希望するフライトが表示されないのです。

特典航空券を区間ごとに分けて確保

そんな時に取る方法が、「ANA便のみを先に空席待ちする」という方法です。つまり、全区間のうち、往復のANA便を先に押さえて、後から乗り継ぎ便を確保(追加)するという方法なのです。この方法だと、自分の希望するANA便を選ぶことができます。

では実際に調べてみましょう。
国際線特典航空券のページから、「複数都市・クラス混在」を選びます。
例として以下の内容で検索してみます。

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往路には先ほど表示されていなかった羽田・フランクフルト便が表示されています。やはり既に「空席待ち」となっていますね。

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続いて、復路のミュンヘン・羽田線が表示されました。こちらもビジネスクラスは既に「空席待ち」です。そのため、先ほどの画面では、空席があるエコノミークラスが表示されていたのですね。

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それぞれ希望便をチェックすると、次の画面が表示されます。往復のANA便はともに空席待ちです。次の画面に進むと、実際に「空席待ち」として受け付けられます。

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ちなみに税金等の支払いは、2.5万円強ですね。燃油サーチャージが今年に入ってから上がっているので、それなりの金額になります。こちらも経由地によっては高くなる可能性があるので、注意が必要です。

後は空席待ちが確保できるのをひたすら待ちます。

目的地までのフライトの確保

無事にANA便が確保できたとしたら、今度は目的地までの特典航空券の確保です。さきほどと同様に、フランクフルト→ローマ、ローマ→ミュンヘンを調べてみます。

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こちらで調べてみると、往路は希望する便が出てきません。すでに特典航空券が満席なのか、はたまた特典航空券の解放前なので、まだ発売開始前なのかは不明です。

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一方、復路は希望の便が表示されました。

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残念ながら現時点では、往復で希望のフライトは確保できなそうです。ですので、ローマ便の予約は少し間を空けてから再度トライする必要がありそうです。もし別の便を選んだ場合、次の画面に行くと、予約することでできます。

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でも、予約するのは少し待って下さい!

ANAデスクに電話して予約完了

このまま前の画面で予約してしまうと、日本・ドイツ間、ドイツ・ローマ間の2つの特典航空券として認識されてしまい、それぞれ計算したマイル数が別々に減算されてしまいます。本来は、羽田・ローマ間であれば、95,000マイルのところが、別々にカウントされ、16万マイルになってしまいます。また諸費用も一部重複して計算されたりするため、乗り継ぎするより高くなってしまうことがあります。
そこで、ANAデスクに電話して、目的地変更として、希望の便を追加してもらう必要があります。そうすることにより、羽田・ローマ間の往復として扱われ、必要なマイルは 95,000マイルで済むことになります。ただしコールセンターに電話することにより、発券手数料(2,160円)がかかってしまいますが、これは必要経費としてあきらめて下さい。もし手持ちのマイルに余裕があれば、それぞれ別に予約してしまい、後から1つにしてもらうことによりマイルが戻ってくることもあるのかもしれませんが、試していないので不明です。
少し手間がかかりますが、こんような方法を取ることによって、希望するフライトを自由に組み合わせてルートを作ることができます。

注意事項

乗り継ぎ便を追加する時には、以下のようなルールがありますので、注意が必要です。

  1. 一度特典航空券を発券してしまうと、経路やフライトの変更はできない。(もしキャンセルや変更を行う場合はキャンセル扱いになり、3,000マイルの手数料がかかる)
  2. したがって、乗り継ぎ便を追加する場合は、ANA便の特典航空券を発券する前にANAデスクに電話して追加してもらう必要がある。
  3. 1)で書いたように、乗り継ぎ便も同様に経路の変更はできない。ただしフライトの変更(早い時間の便や遅い時間の便への変更)は可能。出発96時間前までは変更可能

これらのルールをよくわからずに急いで発見してしまうと、後から変更などをして、無駄にキャンセル手数料を払う可能性もあるので、慎重に対応しましょう。もしわからないことがあれば、ANAのコールセンターに電話すると、オペレーターの方が親切に教えてくれます。私もいつもわからないことを聞いて助かっていますので、是非プロに聞いて後から慌てないようにしましょう。

デメリット

この方法のメリットは先に書いたように、自分の希望するフライトを自由に組み合わせることができることです。例えば、帰国時の乗り継ぎは、免税品の買い物をゆっくりしたいから、乗り継ぎ時間を長めに取れるように、ローマ→ミュンヘンのフライトを1本早くする等。

しかし、逆に大きなデメリットもあります。

それは特にANA便が空席待ちとなってしまった場合、「確保できるかどうかわからない」という点です。一人での旅であれば、確保できる可能性はあると思いますが、家族旅行など複数名で旅行する場合は、SFCまたはプラチナ以上のステータスを持っていないと確保が難しいかもしれません。(ステータスを持っていても、繁忙期は厳しいかもしれませんが。)

ANAのステータス制度については、こちらもご覧下さい。

ステータス修行の全て!ANAプレミアムメンバーのブロンズとプラチナの差は大きい!何としても一気にプラチナを目指すべき理由!

ちなみに私の場合は、2016年夏に羽田・フランクフルト間をビジネスクラス3名で確保できました。予約したのが、出発の4か月程前でしたが、2ヶ月前には座席を確保することができました。(片道1名分のみファーストクラスも確保しました)

ご紹介した内容等を踏まえた上で、フライトの選択・予約を行って下さいね。