ベニスには2泊3日の滞在
2017年のイタリア家族旅行もいよいよ最終目的地のベニスに到着しました。
ホテルは、SPGアメックスのポイントを活用した無料宿泊で、5つ星ホテル「グリッティパレス」に宿泊しています。スイートルームのアップグレードもあり、快適なホテルライフです。
ベニス滞在は2泊の予定ですが、帰国に向けての移動もあり、実質的には丸2日間の滞在となります。
今回は初めてのベニスなので、主な観光スポットを中心にゆったりと観光していきます。
ベニスで訪問したスポット
具体的には、ホテルを中心に赤丸で囲んだ場所を観光しました。
下のGoogle Mapの地図は、実際に動かすことができますので、興味があれば、ぜひ拡大や移動するなどしてイメージをつかんで下さい。
今回は、ベネチアンガラスで有名なムラーノ島などへは行きませんでしたので、基本は徒歩圏内での観光ということになりました。
サン・マルコ広場と鐘楼
ベニスで最も有名な場所といっても過言ではないのが、この「サン・マルコ広場」でしょう。広場内にある鐘楼、そして、次に紹介する「サン・マルコ寺院」と併せて、ベニスの観光スポットとして必ず紹介される場所です。「世界で最も美しい広場」とも言われているようですね。
こちらの写真の正面にサン・マルコ寺院、右手が鐘楼です。
周りのカフェは、広場にテーブルとイスを出しており、オープンカフェで優雅な時間を過ごすことができます。
こちらは夕暮れ時のサン・マルコ広場です。
鐘楼
サン・マルコの鐘楼(伊: Campanile di San Marco)はヴェネツィアのサン・マルコ広場にある鐘楼。日本では単に「鐘楼」もしくは「ヴェネツィアの鐘楼」といわれることが多い。ヴェネツィアにある観光名所の中でも特に有名であり街のシンボルとされている。
高さは98.6mあり、サン・マルコ寺院の前の角に単独で建っている。下半分はシンプルなレンガ造りになっており、その上部にアーチ型の鐘架があり中に5つの鐘がある。鐘架の上にはヴェネツィアを象徴する歩行中のライオンと女性の形が象ってあるレンガ造りの壁があり、さらのその上にピラミッド型の尖塔が乗っている。この尖塔の頂上にある金色の像は大天使ガブリエルを模したものである。鐘楼は1514年に現在の形で完成しているが、1902年に崩壊したため現在サン・マルコ広場に建っているのは1912年に再建されたものである。(Wikipediaより引用)
鐘楼の上まではエレベーターで上ることができます。値段は確か8ユーロ程度だった記憶があります。昼になると観光客で混み、夏は炎天下で並ぶことになりますので、できるだけ朝早い時間に行くことをおすすめします。
鐘楼の上からの眺めはこのような感じです。ベニスの町を一望することができます。
サン・マルコ寺院
サン・マルコ寺院 (Basilica di San Marco) は、福音記者マルコにささげられた、イタリアのヴェネト州の州都ヴェネツィアで最も有名な大聖堂である。
ビザンティン建築を代表する記念建築物であるとされるが、その当時、コンスタンティノポリスで500年以上も前に流行した形式を採用している。サン・マルコ広場 (Piazza San Marco) に面して建ち、ドージェ(総督)の館であるドゥカーレ宮殿 (Palazzo Ducale) に隣接し繋がっている。建物内は、黄金に煌く壁や天井と、祭壇には2,000個もの眩い宝石が埋め込まれた黄金の衝立がある。
1807年からはヴェネツィア大司教座が置かれているため、本来現在は「サン・マルコ大聖堂」と呼ばれるのが適切である。しかし長らく「司教座聖堂(大聖堂)ではなかった」点が特徴の一つでもあり、現在も歴史上の呼称に合わせた「寺院(ないしは聖堂)」の呼び名が一般的である。(Wikipediaより引用)
残念ながらサン・マルコ寺院内の撮影は不可のため、内部の写真はありません。
しかし2階のバルコニーは撮影可なので、サン・マルコ寺院のバルコニーからサン・マルコ広場の写真を撮ることができます。
そしてこちらの写真は、パノラマで撮った写真です。
バルコニーには、馬の銅像が4体あります。(こちらは右側の2頭)
こちらの銅像には、いろいろな説があるようですね。
私の好きな映画、トム・ハンクス演じるラングドン教授のシリーズ「インフェルノ」では、この馬についての話が出てきます。
ドゥカーレ宮殿
サン・マルコ寺院の海側(正面向かって右側)に立つのが、ドゥカーレ宮殿です。
ドゥカーレ宮殿(ドゥカーレきゅうでん)は、ヴェネツィア共和国の総督邸兼政庁であった建造物。8世紀に創建され、14世紀(1309年)-16世紀にかけて現在の形に改修された。サン・マルコ広場に面して建造され、運河を隔てて対岸の牢獄跡と、ため息橋で結ばれている。外観はゴシック風のアーチが連続し、イスラム建築の影響も見られる細やかな装飾が施されている。
現在内部は、ヴェネツィア市民美術館財団(MUVE)の運営する美術館の一つとして公開されている。(Wikipediaより引用)
かつてのベニスがいかに力とお金を持っていたかを象徴するような素晴らしい建物で、内部の装飾等も重厚で非常に立派です。
黄金階段
重厚な室内
大広間
牢獄跡
アカデミア橋
大運河の一番海よりにある木製の橋です。当初は鉄製の橋として作られたようですが、のちに石製の話に変える計画があったものの、最終的に木製の橋となったようです。
こちらの橋からは大運河と海を見ることができ、ベニスらしい景色を楽しむことができます。
アカデミア美術館
アカデミア橋を渡ったところにある、こじんまりとした美術館です。
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂 (イタリア語:Basilica di Santa Maria della Salute、和名:救済の聖母マリア聖堂)は、一般にサルーテと縮めて呼ばれる、ヴェネツィアにあるカトリック教会のバシリカ。カナル・グランデとヴェネツィアの潟の一つバチノ・ディ・サン・マルコの間に横たわる、狭い指状の土地の上に建つ。水上からサン・マルコ広場へ上がる玄関口の目印となっている。マイナー・バシリカの地位であるが、美しい外観と顕著な履歴を持ち、イタリアで最も写真におさめられる場所となっている。(Wikipediaより引用)
サン・マルコ広場や、宿泊先のグリッティパレスとは、大運河の対岸になり、最も海よりに立つ建物です。
アカデミア橋を渡り、運河沿いの道を通っていくことができます。
近くまで行ってしまうと全景が取れないので、写真を撮るなら対岸からが良いと思います。
残念ながらこの時は中に入ることはできませんでした。
リアルト橋
大運河の中ほどにある橋です。
リアルト橋 (イタリア語: Ponte di Rialto) は、ヴェネツィアのカナル・グランデに架かる4つの橋の一つ。「白い巨象」とも呼ばれる。
この橋の周辺は海抜が比較的高く洪水の被害も少ないため、ヴェネツィアでは最も早くこの周りに集落ができ商業の中心地となった。最初は木製の跳ね橋で、銀行や商品取引所で賑わっていたため「富の橋」と呼ばれた。しかし、パレードの見物人の重みで崩壊したり、火災に遭ったりしたため、石造りの橋に変えようと提言され、1557年、ヴェネツィア共和国は橋の設計案を一般から募集した。一般公募にはミケランジェロも参加したが、結局、採用されたのはアントニオ・ダ・ポンテの案だった。
ポンテの案は、橋の下を多くの船が通ることを考えた単一アーチで、そりの大きい太鼓橋だった。工事は軟弱な地盤や技術上の問題から困難とされたが、4年後には長さ48m、幅22m、水面からの高さ7.5mのそりの大きい太鼓橋が完成した。
橋の上にはアーケードが作られ、商店が並んでいる。ヨーロッパの橋としては珍しく、カナル・グランデを見晴らす欄干と花瓶型の手摺がついている。(Wikipediaより引用)
橋のたもとから見た全景はこちら
橋の上からの景色。こちらもある意味ベニスらしい風景です。
こちらは橋の上から見た写真です。ご覧いただいたように、橋の上からずっとお店が連なっています。
グリッティパレスからリアルト橋へは水上バスを利用
リアルト橋までは当然歩いていくことはできますが、せっかくの機会なので、水上バスにも往復ともに乗ってみました。
すれ違う水上バス
最終日には、ベニス名物のゴンドラ乗船
ベニス滞在最終日は、午前中だけフリーな時間なので、ベニス名物のゴンドラに乗船しました。
ヴェネツィア共和国時代に費用削減法が実施され、ゴンドラは黒の塗装を義務づけられることになった。それが習慣となり、法律が無効になってからも現在に至るまでゴンドラは黒に塗装されている。
18世紀には、ゴンドラの数は数千を超えたと思われる。ゴンドラ製造は19世紀の終わりまで発展し続けたが、それ以降ヴェネツィアでもモーターボートがゴンドラに取って代わりつつある。
ゴンドリエーレは男の職業であったが、2010年に女性ゴンドリエーレが2名誕生。ゴンドリエーレは男性名詞なので、女性ならゴンドリエーラと言う。ヴェネツィア初の女性ゴンドリエーラは、渡し船(トラゲット)の漕ぎ手をしている。もう1人は出身地差別で訴え、見事勝った彼女はドイツ系である。出身も性別もこえて初の外国人女性ゴンドリエーラとなったが、 彼女はゴンドラ協会に所属していない為、正式なゴンドリエーラではない(ホテルの従業員として)。
観光ゴンドラは、1艘あたり40分で80ユーロです。オプションで歌を歌う人なども付けることができます。ちょうど近くに歌を歌う人を乗せたゴンドラがいたので、タダで楽しませてもらいました。
このような乗り場がベニスの至るところにあります。
今回は、ホテルからサン・マルコ広場に向かう途中の乗り場からゴンドラに乗船です。
ゴンドラのルートは、乗り場によって様々ですが、基本的には、「乗り場→細い運河→大運河→乗り場」のようです。
出発の様子
大運河
値段は少々高めではありますが、やはりベニスにいったらゴンドラ乗船は欠かせないと思います。
ベニスの夕暮れ・夜
あまり暗くなってからは出歩かなかったのですが、何枚か撮った写真を紹介します。
こちらはベニスの夕暮れです。
そしてこちらはホテルの近くの通りの夜の様子
意外と夜遅くとも人は歩いています。
ベニスの水害
今回、2017年夏にベニスを訪問した際には、毎日晴天でした。
しかし、ベニスは地盤沈下が進行しており、高潮等により定期的に水害に見舞われます。ちょうど2018年10月末にはイタリアでの豪雨の影響で高潮が発生し、ベニスの75%が水没する事態になったようです。
こんな時にベニスに行っていた方は、観光もできずに大変だったでしょうね。貴重な体験といえば、貴重な体験ですが。。。。
楽しかったイタリア旅行も残すところ、ベニスから日本への帰国だけとなってしまいました。