今回、幸運にも貯めたANAマイルで発券したスターアライアンス特典航空券にてファーストクラスで世界1周をすることになりました。タイ・バンコクを最初の目的地として、ミュンヘン・ウィーン・ブダペスト、そしてニューヨークを巡ります。タイ国際航空、ルフトハンザ航空、ANAと計4回のファーストクラスにも搭乗しました。
これまでの世界1周記については、下のボタンをクリックしてご覧下さい。
ハンガリーは温泉大国
日本は火山国のため多くの温泉があり、温泉好きの方も多いと思います。
ハンガリーは、ヨーロッパ中央部に位置し、なだらかな丘陵地帯が続く風光明媚な国ですが、実は世界でも有数の「温泉大国」なのです。日本とは違い、火山がないので意外に思うかも知れませんが、ハンガリーには非火山性の温泉が600ヶ所以上もあるといわれています。
古くは「テルマエ・ロマエ」でも有名なローマ帝国、そして16世紀にはトルコと、歴史上有名な「お風呂好き」国家のお陰で、大衆浴場文化が非常に発達したということらしいです。
というわけで温泉好きとしては海外の温泉も体験したいと思い、体験してきました。
セーチェーニ温泉とは?
セーチェーニ温泉の概要
ブダペストの市民公園の中にあるセーチェニ温泉は、その大きさから、ヨーロッパ最大の温泉と言われています。屋外に3種類、屋内に15種類の浴槽がある巨大な温泉なのです。
名称 | Szechenyi Spa Baths Budapest |
住所 | 英語; 9-11 Allatkerti korut Street, Budapest, District 14 ハンガリー語; Budapest, XIV. kerület Állatkerti körút 9-11. H-1146 |
最寄り駅 | 地下鉄1号線 セーチェニ温泉(Széchenyi Fürdő)駅から徒歩3分 |
営業時間 | 6:00~22:00 |
営業日 | 年中無休 |
セーチェー二温泉の利用料金
現時点での利用料金は以下の通りです。変動する場合がありますので、最新の情報は以下の公式サイトをご覧下さい。
後述しますが、キャビン(個人ロッカー)を利用するか、ロッカーを利用するかによって値段が変わります。
チケットの種類 | 平日 | 土・日・祝日 |
1日券キャビン | 6,300HUF(約2,500円) | 6,500HUF(約2,600円) |
1日券ロッカー | 5,800HUF | 6,000HUF |
早朝(6:00〜8:00)キャビン | 5,700HUF | 5,900HUF |
早朝(6:00~8:00)ロッカー | 5,200HUF | 5,400HUF |
夜間(17:00~19:00) キャビン | 5,400HUF | 5,600HUF |
夜間(17:00~19:00) ロッカー | 4,900HUF | 5,100HUF |
水着・タオルのレンタル料金
いわゆる混浴の温泉になりますので、水着の着用が必要です。水着は自分で持っていくことをおすすめしますが、忘れてしまっても、タオルとともにレンタルできます。
種類 | レンタル代 | デポジット |
水着 | 3,000HUF | 3,000HUF |
タオル | 2,000HUF | 2,000HUF |
レンタルする場合は、入場時にレンタル代とデポジットを払う必要がありますが、レンタル返却時にデポジットは現金で戻ってきます。
参考
Szechenyi Spa Baths Budapestszechenyispabaths.com
セーチェーニ温泉の場所
市民公園の中にあり、最寄りの駅は地下鉄1号線のセーチェニ温泉(Széchenyi Fürdő)駅から徒歩3分です。近くには英雄広場もありますので、英雄広場を見てから徒歩で向かうこともできます。
セーチェーニ温泉に行く前に少しだけ寄り道!
今回は2日目の午前中がブダペストでの最後の自由時間になるため、宿泊先のブダペスト・マリオット・ホテルで朝食を取ってからチェックアウトし、聖イシュトヴァーン大聖堂と英雄広場を見てからセーチェーニ温泉に向かいます。
聖イシュトヴァーン大聖堂
聖イシュトヴァーン大聖堂(せいイシュトヴァーンだいせいどう、ハンガリー語: Szent István-bazilika)は、ハンガリーの首都ブダペストにあるカトリック教会のバシリカである。
聖遺物箱に収められている右手のミイラの主、ハンガリー王国の初代国王イシュトヴァーン1世にちなんで名づけられた。概要
ハンガリー国会議事堂と並んで、ブダペストで最も高い建造物である。建物高96m、幅55m、奥行87.4m。 1851年に着工し、54年後の1905年に完成した。この遅滞の大半は、完成したにもかかわらず手がつけられないほど崩壊し、一から作り直すことになった1868年のドーム倒壊が起因している。
建築様式は新古典主義様式であり、平面図はギリシャ十字を模している。正面には2つの大きな鐘楼がある。南の鐘楼にある鐘は重量9トン以上あり、ハンガリーで最も大きな鐘である。現在の物は2代目であり、初代の物はほぼ8トン近くあったが、第二次世界大戦の際鋳潰されて軍用に使われた。
観光客は、エレベーターまたは364段ある階段でドームに昇ることができ、ブダペスト街を360度見渡すことができる。(Wikipediaより引用)
ホテルを出て徒歩で約10分程で到着です。
中に入ると、日曜日朝の礼拝を行っている最中でした。
人の大きさと比べると大聖堂の大きさがわかるかと思います。
こちらは大聖堂の後ろ側からの姿になります。
内部をチラリと見た後は、地下鉄1号線で英雄広場へ移動します。
Bajcsy-Zsilinszky út駅から電車に乗ります。
英雄広場
最寄り駅のHősök Tere駅に到着です。
駅の階段を登る時、目の前には銃を持った兵士が歩いてました。。。。
出口を出ると、目の前には英雄広場が見えます。
近づいて行くと、これだけ大きな広場になります。
英雄広場の中央には聖イシュトヴァーンの王冠と大主教十字を握っているガブリエルを戴く柱がある。また、左右七つずつの像の建立場所があり、建設当初、九部族の英雄の像を右から作っていった。当時のハンガリーはオーストリア=ハンガリー帝国であったので、残りの五つの場所はハプスブルク朝の人々の像が建てられた。しかし、第二次世界大戦で像が被害を受けると、ハプスブルク朝の人々の像は現在の像に取って代られた。(Wikipediaより引用)
セーチェーニ温泉に到着!
英雄広場からセーチェーニ温泉までは徒歩で数分です。
こちらの一見すると宮殿のような建物がセーチェーニ温泉です。
このような入り口を入ります。
入り口の内部はすぐにこのようなガラス戸があります。
さらに中へ入るとチケットカウンターが何箇所か空いています。
チケットで希望のチケットを購入します。クレジットカードも利用可能です。
ホールの天井はこのような豪華なつくりになっています。
写真を撮り忘れましたが、チケット代わりにICチップ付きのリストバンドが渡されます。このリストバンドを使って温泉の入り口を通ります。
入り口のところにはこのような案内板も置いてありました。
中心部分が3種類の屋外の温泉。手前側に屋内の温泉。奥側は食事場所等があるようです。
キャビンの様子
今回はキャビン利用にしましたので、指定されたキャビンへ向かいます。
キャビンはこのようになっていて、中で着替えをし、荷物を置いておくことができます。扉はICチップでロックできますので安心です。
今回は水着を持っていくのを忘れたため、水着とタオルの両方をレンタルしました。
ロッカーの様子
ロッカーを利用する場合は、このような感じになります。
男女兼用になり、一人1つのロッカーが指定されます。
着替えをする場合は、右側に写っている個室の中で着替えることになります。
キャビン利用とロッカー利用の料金差は200円程度なので、人目が気になる方はキャビン利用をおすすめします。
屋内の浴槽の様子
屋内には15種類の浴槽があるとのことですが、全ては見ていないので、いくつかだけ写真でご紹介します。
このような御婦人方を対象とした何かしらのコースも行われていました。
入りませんでしたが、サウナもありました。
セーチェーニ温泉のメインとなる屋外の温泉
いよいよ写真でよく見る屋外の温泉へ向かいます。屋外への出口がわかりにくかったです。
パノラマで撮るとこのような感じになります。
上の写真だと手前側の温泉が少し高めの40度の温泉。真ん中はスイミングする方専用の温泉。奥は34度の少しぬるめの温泉です。
こちらは手前側の40度の温泉です。温泉というよりは夏のプールみたいな感じですね。日本の温泉と違って熱すぎないので、ずっと入っていられます。
今回は温泉にiPhoneを持ち込むために、防水カバーを事前に購入しておきました。
おかげでこのように水を気にせずに温泉の中にどんどん入っていけます。
セーチェーニ温泉名物のチェスをするおじさん達です。
そしてこちらは奥側の34度の温泉です。中心部分がジャグジーになっており、その周りは流れるプールならぬ「流れる温泉」になっています。
セーチェーニ温泉訪問の感想
海外で温泉に入ったのは初めての経験でした。
日本の温泉の感覚とは全く別モノです。ゆうなれば屋外プールの感覚ですね。温泉自体は日本人の感覚からするとぬるいので、ずっと入っていることができます。
食事をするところもあるので、1日中ゆっくりすることができる場所です。
今回は午後にはウィーンに戻る必要があったため、2時間程の滞在でした。写真のように快晴の中、気持ちの良い温泉タイムを過ごすことができました。
家族連れで来ている方も多かったので、「お風呂に入る」というよりは、「遊びに来ている」という感じなのかもしれませんね。
豪華な建物と広大な温泉ということで、まさに映画「テルマエ・ロマエ」のような気分を味わうことができました。
いわゆる「インスタ映え」する場所でもあると思いますので、ブダペストに行った際には是非体験していただきたいと思います。
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