「ANA国際線 機内インターネットのサービスが拡充されます」
昨日(4月10日)に、ANAより、「ANA国際線 機内インターネットのサービスが拡充されます~ビジネスクラスでも無料でご利用いただけます!!~」とのプレスリリースがありました。
プレスリリースの詳細については以下の記事をご参照下さい。
ファーストクラスでの機内インターネット無料は各エアラインがすでにサービス済
ファーストクラスににおける機内インターネット無料は、すでに各エアラインでは実施中です。
2019年にANAマイルを利用したファーストクラス世界一周をしました。その際に何回かファーストクラスに搭乗しましたが、いずれも機内インターネットは無料でした。
ただし、その内容は各社により若干の違いがありました。
タイ国際航空 | データ通信量;20MB、フライト中有効 |
ルフトハンザ航空 | データ通信量;不明、フライト中有効 |
ANA | データ通信量;100MB、フライト中有効 |
現状のANAの機内インターネットサービスについての詳細は、以下をご覧下さい。
2024年夏からはビジネスクラスにて機内インターネットが無料で利用可能
今回のプレスリリースにあるように2024年夏からビジネスクラスにて機内インターネットが無料で利用可能となります。具体的な実施開始日については決まり次第案内があるとのことです。
ビジネスクラスの場合は、仕事上どうしてもインターネットが使いたいという方も多いかと思いますので、そういった方々にとっては嬉しいサービス改善ですね。
2024年度中にはプレミアムエコノミー・エコノミークラスでテキスト通信が無料化
さらに2024年度中には、プレミアムエコノミー・エコノミークラスでも機内インターネット(テキスト通信)が無料化とのこと。
テキスト通信とは、”ソーシャルメディアやEメール等を通じたテキストメッセージの送受信のこと”と書かれています。最近はSNSでも画像と一体になったものが多いので、果たしてどこまでが範囲なのかが不明ではありますが、サービス開始のアナウンス時にははっきりするでしょうから、それまで待つしかないですね。
機内インターネット無料の対象となる機材と運航路線
アナウンスによると、基本的には国際線の全ての機材・路線がサービスの対象となるようです。
ただし、一部の機材は以下の事情によりしばらくは対象外とのことです。
- B777-300ER (THE Room非搭載機) 3機 : 機内インターネットサプライヤーが変更となる為、準備が整い次第、別途サービスを開始
- B767-300ER (202席) 6機: 2024/5/31をもって機内インターネットサプライヤーであるSITA社の事業撤退に伴い、機内インターネットサービス自体を休止するため、当該サービスをご利用いただけません。
もし機内インターネットをどうしても無料で利用したい方は、これらの機材ではない搭乗路線や便を選ぶ必要がありますね。
具体的に対象外となりそうな機材は?
そこで、機内インターネット無料化が対象外となってしまう機材について調べてみました。
B777-300ERの場合
- JA790A
- JA791A
- JA792A
上記の3機が、THE Room非搭載機で、従来型のスタッガードシートタイプの機材です。
FlightRadar24でこれらの機材の運航路線を見てみると、以下の路線で運航されています。(ここ2-3ヶ月の実績)
- 羽田 – サンフランシシコ線
- 羽田 – シカゴ線
- 羽田 – 北京線
ANAのウェブサイトにてフライトを検索してみると、以下のように表示されます。
上のフライトは、「77W」とだけ記載されており、スタッガードシートの機材となります。
一方、下のフライトは「77W THE Room」と記載されており、THE Roomt搭載機材と一目でわかります。
フライトを予約する際の参考としていただければと思います。
特にボーイング777−300ERの場合、THE Room搭載機とスタッガード搭載機では、インターネット利用云々ではなく、座席の仕様等に大きな差がありますので、その点を踏まえてフライトを選んで下さいね。
B767-300ERの場合
- JA622A
- JA623A
- JA624A
- JA625A
- JA626A
- JA627A
これらの機材は、202席仕様でウィングレット付の機材となります。
全て国際線仕様の機材となりますが、ここ最近は全て国内線にて運航されています。運航実績を見ると主には以下の路線で運航されています。
そういう意味では今回のサービス拡充に関してはあまり影響がないとも言えますね。(今後国際線にて運航されると影響は出てきますが)
- 羽田 – 札幌線
- 羽田 – 函館線
- 羽田 – 秋田線
- 羽田 – 小松線
- 羽田 – 大阪伊丹線
- 羽田 – 山口宇部線
- 羽田 – 米子線
- 羽田 – 高松線
- 羽田 – 長崎線
- 羽田 – 熊本線
- 羽田 – 宮崎線
- 羽田 – 宮古線
- 福岡 – 那覇線
- 広島 – 那覇線
機内インターネットの話からはそれますが、こちらの機材は、国際線機材のため、前方の35席は国際線ビジネスクラス仕様になっており、国内線ではプレミアムクラスとして利用できます。非常にゆったりとした座席ですので、おすすめです。
時刻表を検索した時に「76E」と表示されるのがこちらの機材になります。
私は以前、羽田 – 山口宇部線にて搭乗したことがあり、その時はプレミアムクラスの設定がなかったため、普通席扱いでビジネスクラスシートに座りました。
機内インターネット利用が無料となり、便利にはなるが・・・
プライベートで搭乗する場合は、機内インターネットが使えて非常に便利ですし、旅先の情報収集という点でも役立ちますね。
一方、出張で搭乗する場合はどうでしょうか?
どうしても機内で仕事をしなければならない場合は便利ではありますが、逆にフライト中でも連絡可能な状態になってしまいます。
最近は海外出張とは縁遠くなっていますが、個人的にはフライト中は仕事からは距離を置きたいかな。まあ割り切ってメール等は見なければ良いのですが。。。。
そのあたりは人それぞれですね。
ということで、今回は今年夏からのANA国際線ビジネスクラスの機内インターネット無料化についての話題と、それに伴う機材や対象路線についての記事でした。
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