今回、幸運にも貯めたANAマイルで発券したスターアライアンス特典航空券にてファーストクラスで世界1周をしてきました。タイ・バンコクを最初の目的地として、ミュンヘン・ウィーン・ブダペスト、そしてニューヨークを巡ります。タイ国際航空、ルフトハンザ航空、ANAと計4回のファーストクラスにも搭乗しました。
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ニューヨークの2日目はメトロポリタン美術館漬け
実質的なニューヨーク1日目は、主にマンハッタンのダウンタウン・ミッドタウンの各種名所を巡りました。
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そして夜は、音楽の殿堂「カーネギーホール」にて、世界的にも評価の高い「ボストン交響楽団」のコンサートを鑑賞しました。
一日目は、観光そして芸術とミックスされた一日でした。
2日目は、ニューヨークで必ず訪れるべき「メトロポリタン美術館」訪問です。世界最大級の美術館であり、個人的に美術館好きなので、丸1日過ごすつもりで訪れます。
メトロポリタン美術館とは?
世界的にも有名な美術館ですね。
明確な定義はありませんが、「世界3大美術館」といえば、
- ルーブル美術館(フランス)
- メトロポリタン美術館(アメリカ)
- エルミタージュ美術館(ロシア)
- プラド美術館(スペイン)
と言われています。3大と言いながら、4つあるところが面白いですが。
ルーブル美術館は2014年に家族旅行でパリに行った際に1日かけて鑑賞しました。
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メトロポリタン美術館はその規模も大きく、非常にバラエティに富んだ質の高いコレクションと膨大な数300万点以上の所蔵品があります。それらを全部をじっくり見るには数日必要とも言われています。
メトロポリタン美術館(メトロポリタンびじゅつかん、英: The Metropolitan Museum of Art、通称:The Met)は、アメリカ合衆国ニューヨーク市マンハッタンにある世界最大級の美術館。5番街(ミュージアム・マイルの区間)に面するセントラル・パークの東端に位置する。
来歴
メトロポリタン美術館の設立構想は、1864年、パリで7月4日のアメリカ独立記念日を祝うために集まったアメリカ人たちの会合の席で提案された。この会合の参加者のひとりだったジョン・ジョンストンは、アメリカに国際的規模の美術館が存在しないことを憂い、メトロポリタン美術館の設立構想を訴えたが、この時点では美術館の建物はおろか、1点の絵画さえ所有していなかった。
美術館は6年後の1870年に開館。その後は基金による購入や、様々なコレクターからの寄贈によって収蔵品数は激増し、関係者達の努力の結果、現在では絵画・彫刻・写真・工芸品ほか家具・楽器・装飾品など300万点の美術品を所蔵。全館を一日で巡るのは難しいほどの規模を誇る、世界最大級の美術館のひとつとなっている。特色
メトロポリタンの特色は、そのコレクションの幅が極めて広く、古今東西問わずあらゆる時代、地域、文明、技法による作品を収集していることにある。そして最大の特色は、これだけの規模の美術館が、国立でも州立でも市立でもない、純然とした私立の美術館である点である。
入館料は長いあいだ「希望額」として掲示されているのみだったが、2018年3月以降、ニューヨーク市民およびニューヨーク近郊の住民以外は支払いが義務化された(大人25ドル、65歳以上17ドル、学生12ドル、12歳未満は無料)。
美術館の運営管理は理事会によって行われている。創立100周年の1970年から始まった大改修計画により、美術館の総床面積は倍増し、さらに充実した展示が可能となった。
ミュージアムショップの充実ぶりも有名。関連書籍、ミニチュア、雑貨などはインターネットによる通信販売でも購入できる。
また、アッパー・マンハッタンマンハッタン北部ワシントンハイツ地区のフォート・トライオン・パークにはメトロポリタン美術館の別館、「クロイスターズ」があり、フランスやスペインの廃僧院を解体輸送して再構築した建物内には、中世ヨーロッパ美術が展示されている。
更に、旧ホイットニー美術館の建物をリースして、ピカソ作品などのキュビズムを中心としたモダンアート・コンテンポラリーアートの展示を行う別館、 「メット・ブロイヤー」を2016年3月より開館した。(Wikipediaより引用)
メトロポリタン美術館の概要
名称 | メトロポリタン美術館 / The Metropolitan Museum of Art |
愛称 | The Met |
住所 | 1000 Fifth Avenue New York, NY 10028 |
アクセス | 地下鉄:4、5、6番の86丁目駅から徒歩10分 |
開館時間 | 10:00-17:30(日〜木) 10:00-21:00(金・土) |
閉館日 | 無休 |
公式ページ | https://www.metmuseum.org |
場所はセントラルパークのほぼ真ん中の東側に位置しています。
メトロポリタン美術館のチケット料金・買い方
ニューヨーク州以外の人が入場する場合は以下の料金となります。
区分 | 料金 |
大人 | 25ドル |
65才以上 | 17ドル |
学生 | 12ドル |
子供(12才以下) | 無料 |
入場券には企画展が含まれ、また入場券発行日より3日間、The Met 5番街本館、The Metブロイヤー別館、The Metクロイスターズ別館に入館可能
後ほど写真でもご紹介しますが、当日館内にてチケットを購入することもできますが、時間によってはチケット購入のために長蛇の列に並ぶ場合もあるので、事前にオンラインにてチケットを購入しておくことをおすすめします。
チケットは以下の公式サイトから購入することができます。
参考
Metropolitan Museum of Artmetmuseum.org
オンラインでチケットを購入
私自身は当日の朝、オンラインにてチケットを購入しておきました。
チケットを購入すると、以下のようなメール(途中省略)が送られてきます。
当日、メトロポリタン美術館にある券売機にQRコードをかざすと、チケットが発券されます。並んでいても数人程度ですので、スピーディーに入館できるのでオススメです。
「メトロポリタン美術館」に行ってみた!
朝ゆっくりと起き、朝食をとった後は、10:00の開館に間に合うようにメトロポリタン美術館に向かいます。
「コートヤード・ニューヨーク・マンハッタン・タイムズスクエア」からは、地下鉄で1本です。「コートヤード・ニューヨーク・マンハッタン・タイムズスクエア」は利用できる地下鉄の路線も多く、行き先によって選択できるので観光に非常に便利です。
86丁目駅からは表示も出ていて、セントラルパークに向かって西側に向かえば良いので迷うことはないと思います。
この日はあいにくの雨。Googleマップを見ながら行きましたが、途中手を滑らせてiPhoneが道路に落下。液晶が割れてしまったかと思いましたが、幸いなことに液晶に貼っていたガラスフィルムだけ割れていて、液晶は無事でした。
徒歩10分でメトロポリタン美術館に到着です。
ここでもセキュリティーチェックを受けて入館します。
これはお昼頃に撮った写真ですが、ご覧のようにロビーフロアは人で混み合っています。
チケット売り場にはこのような行列が。これは朝一番の様子ですが、遅くなるに連れて列はさらに長くなっていました。やはり事前にオンラインでチケットを購入しておくことをおすすめします。
こちらは、メトロポリタン美術館の1階フロアのマップになります。各テーマに沿ってフロアが分かれています。計画を立ててみないと全部を回りきれません。時間がない場合は、行きたいところを事前に絞っておくか、主要な展示のみまわると良いかと思います。
下のマップだとイメージが湧かないかと思いますが、広さで言えば東京ドーム4つ分ぐらいの広さがあります。
いろいろと見て回ると結構な距離を歩くことになりますので、歩きやすい靴で行って下さいね。
メトロポリタン美術館に入場
チケット券売機でQRコードを読み込ませてチケットを発券します。しかしなぜかこれがなかなか上手くいかず、何度もトライしてようやく発券できました。周りにいた外国人の観光客の皆さんも同じように発券に苦労していました。お互いに「壊れてるのかな?」と声を掛け合いながら必死で発券しました(笑)
チケット発券が終了すると、正面階段のところから入場します。胸のところにシール貼るように言われますので、ちゃんと貼っておいて下さい。
入場してしばらく見始めたのですが、オーディオガイドがあった方がより楽しめると思い、オーディオガイドを借りに一度戻り、オーディオガイドを借りました。料金は7ドルになります。
スマホアプリもあるようですが、今回は素直にオーディオガイドにしました。
ここからは展示を見て回ります。
気になった展示物のみ簡単にご紹介します。
こちらは中世の展示ルームへ向かう際に見かけた柵。小さく写っている人と比べるとその巨大さがわかるかと思います。
中世の彫刻類
アフリカに関する展示。天井に掛かっているのは特徴的な家屋の屋根部分です。
ギリシャ・ローマ時代の彫刻類
エジプトのお墓の内部の壁画の様子。
エジプトのデンデゥール神殿の遺跡。紀元前15世紀頃のものとのことです。
近くからだとこのようなスケール感です。
古代の棺の装飾の様子です。内部にも手のこんだ装飾がされています。
こちらは中世の騎馬や鎧
こちらは石棺ですね。石棺にも彫刻が施されています。
パピルスに書かれた死者の歴史。一生のことがびっしりと書かれています。
こちらは中世の絵画のコーナーです。ご覧のように模写をしている方がところどころにいました。果たしてこの方達はどのような方なのでしょうか?美術学校の生徒?
有名な絵も多く展示されています。
こちらは以前訪れたベニスのサンマルコ広場ですね。
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こちらは、クロード・モネ(Claude Monet)の「Regatta at Sainte- Adresse」という作品
こちらは、オーストリア・ウィーンの画家、クリムト(Klimt)の作品
超メジャーなゴッホの自画像。
こちらも超メジャーなモネ作の「睡蓮」
最後にこちはら、メトロポリタン美術館のマスコットにもなっているカバのウィリアムです。
ギフトショップにはこのカバをモチーフにしたお土産がたくさんありますので、メトロポリタン美術館に行った際にはお土産にぜひお買い求め下さい。
メトロポリタン美術館からバスでホテルへ
結局、10:00〜17:00までたっぷり7時間、メトロポリタン美術館にいました。その間、多少座って休憩したものの、昼食も食べずに一心不乱に展示を見て回りました。
それでも駆け足でしたが、ほぼ全ての展示は回ることができました。もう少しゆっくりと見ようと思うとやはり1日では足りないですね。
帰りは雨が降っていたこともあり、メトロポリタン美術館前からバスに乗りホテル近くまで戻りました。
実はこの日の予定はこれで終わりではなくまた夜には別の予定が入っているのでした。
ちなみにこの日は約20,000歩歩きましたので、足はパンパンでした。
メトロポリタン美術館訪問の感想
今回丸1日かけてメトロポリタン美術館を周りました。貴重なコレクションと膨大な展示は素晴らしく、ニューヨークに行ったら是非訪れて欲しいと思います。
いろいろなテーマの展示がありましたが、見て回った結果、個人的には「中世の絵画」と「エジプトに関する展示」が好きな分野であることがわかりました(笑)
入場料25ドルで連続3日間訪問することができますので、見逃しがないようにじっくりと鑑賞して欲しいと思います。
あらためて別記事にて書きますが、メトロポリタン美術館は、ここ以外に2箇所の別館があります。翌日その2箇所を巡り、メトロポリタン美術館3箇所を制覇しましたので、そちらもお楽しみに!
続きはこちら!
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